2022/08/25
「現代文ってセンスで解くものじゃないの?」
そう思っている受験生は少なくありません。しかし、実際には現代文ほど“論理”に支えられた科目はありません。
センター試験(現:共通テスト)や国公立・私立大学の個別試験においても、現代文の設問で頻繁に問われるのが、「筆者の主張の根拠」や「具体例と主張の関係」、「逆説・対比の読み取り」など、文章内における論理的関係の理解です。
この「論理のつながり」が正確に読み取れないと、
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なんとなく選んで間違える
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文章を読み返しても答えの根拠が見つからない
-
記述問題で的外れな内容を書く
という状況に陥ってしまいます。
この記事では、大学受験現代文で求められる「論理のつながり」とは何か?その力をどう伸ばしていけばいいのか?という点について、基礎から実践まで解説していきます。
1.「論理のつながり」とは何か?
現代文における「論理」とは、要するに文章内での意味のつながりのことです。
私たちが日常的に文章を読んだり話を聞いたりする際にも、話の前後にある程度の整合性や筋道があることで、内容を理解できます。これが“論理”です。
では、現代文における「論理のつながり」とは何を指すのでしょうか?
▼ 主な論理の接続関係
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因果関係(原因と結果)
例:だから/そのため/なぜなら/すると
→「AだからB」というような、理由と結論の関係。 -
対比・逆接
例:しかし/だが/とはいえ/一方で
→「Aはこうだが、Bは違う」といった異なる考えの比較。 -
具体と抽象
例:たとえば/具体的には/つまり/要するに
→「抽象的な主張 → 具体例」またはその逆。 -
並列・追加
例:また/そして/さらに/加えて
→前の内容に同様の情報を付け加える。 -
転換・展開
例:さて/では/ところで
→話題や視点を切り替える。
これらの接続語や構造を読み解くことが、文章の意味を正しく捉えるために必要なのです。
2.現代文で「論理のつながり」が重要な理由
なぜこの「論理のつながり」が大学受験現代文において非常に重要視されるのでしょうか?
■ 理由①:設問の多くが論理関係を前提としているから
多くの選択肢問題では、設問文にこういった表現が見られます。
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「〜の理由として最も適当なものを選べ」
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「〜という主張の根拠を答えよ」
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「筆者の主張に最も近い内容を選べ」
これらはすべて、筆者の主張や意見が、どのような根拠や理由から導き出されているのか、その論理展開を把握していないと正確に答えられません。
■ 理由②:記述問題で評価されるのは「論理的説明能力」
「なんとなく内容をまとめて書く」では記述問題は得点できません。
例えば「なぜ筆者はこう主張しているのか?」という記述問題では、
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主張(結論)
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それを支える理由(根拠)
-
具体例がそれを補強していること
などを踏まえて、筋の通った説明を書くことが求められます。つまり、文章の構造を論理的に理解していないと、記述の骨格が作れないのです。
3.論理を読み取るための具体的トレーニング法
では、どうすれば論理のつながりを意識して読む力を身につけられるのでしょうか?以下では、日常的にできるトレーニング方法を紹介します。
◆ ステップ1:接続語チェック
文章を読む際には、接続語を意識的にチェックしましょう。
やり方:
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接続語にマーカーを引く
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「この接続語はどんな関係を示しているか?」をメモする
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接続語がなくても、文脈上の論理関係を補ってみる
例:
Aは重要である。しかし、Bの立場から見ると〜
→「しかし」が逆接を表しているため、AとBが対立することが読み取れる。
この練習を続けると、文章構造を見抜く力が養われます。
◆ ステップ2:段落ごとに要点と関係を整理
現代文の長文を読むときには、段落ごとに以下の2点を意識してみましょう。
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この段落で言いたいこと(要旨)は何か?
-
前の段落とどんな関係があるか?
これによって、文章全体の流れが把握しやすくなります。
◆ ステップ3:選択肢に「なぜそれが正しいか」を根拠付きで説明する
選択肢問題を解くとき、「なんとなく合ってそう」という感覚で選ぶのではなく、
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「この選択肢の主張は、どの部分の内容に基づいているのか?」
-
「文章中のどの論理とつながっているのか?」
を明確に意識して選びましょう。
間違った選択肢は、論理関係をねじ曲げていたり、前提を無視していたりします。それを見抜くには、本文の構造が頭に入っていることが不可欠です。
4.論理の力がつくと現代文が「見える化」される
論理のつながりを意識して読むことを習慣にすると、次第に文章が“構造的”に見えるようになります。
たとえば、
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「この段落は筆者の主張」
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「次の段落はその具体例」
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「ここで反論を紹介し、次でそれに反論している」
というように、文章が図解されたように頭の中に整理されていくのです。
この状態になれば、設問に対しても迅速に、根拠を明確に持って解答できるようになり、現代文の正答率も飛躍的に上がります。
5.保護者の方へ:論理的思考力はすべての教科に通じます
現代文で身につく「論理のつながりを把握する力」は、他教科の学習や社会に出てからの思考力の土台にもなります。
たとえば、
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英語の長文読解:英文内の構成を論理的に読み解く力が必要
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小論文や面接:自分の意見を筋道立てて述べる力が必要
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数学の証明問題:前提から結論を導く過程が論理そのもの
このように、現代文を通じて「筋道立てて考える力」を養うことは、受験の枠を超えて非常に大きな価値があります。
まとめ
現代文は、感覚やセンスで解く科目ではなく、文章の「論理的な構造」を読み取る力を問われる科目です。
【本日のまとめ】
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現代文の正解は“論理のつながり”に従って見つけられる
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接続語や段落構造を意識して読む訓練が効果的
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筋道を追って読み、根拠を持って解答する姿勢が重要
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論理的読解力は全科目・人生に通じる基礎スキル
最初は慣れないかもしれませんが、1つ1つ接続語や段落構成を丁寧に追っていくだけでも、確実に力は伸びていきます。焦らず、論理の筋道を“見える化”するトレーニングを積み重ねていきましょう。
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