2022/08/25

世界史の論述問題最短攻略
世界史の小論文で最短で合格点を取るためには、「知識」「過去問」「記述力」「読解力」の4つをマスターする必要があります。また、論述問題と一言で言ったも様々な種類があります。
論述問題の種類
論述問題には30〜100字程度の小論術と600字程度の長論述まであります。
- 小論述:100字以内の短い論述問題
- 中論述-150字程度の論述問題
- 大論述-300語以上の例外的な長さの論述問題
論述問題の形式
論述問題の形式は様々で、特定のテーマについて書かせる問題もあれば、与えられた史料や地図から読み取れることを参考にする問題もあります。
世界史の論述を要求するほとんどの大学は、同じような形式と時期になる傾向があり、字数や形式が大きく変わることはほとんどありません。そのため、世界史の論述問題対策として、過去問を分析することが重要です。また、志望校と似たような出題傾向の大学の過去問を研究することも有効です。
例えば、東京大学では600字の非常に長い論述問題がありました。慶應義塾大学では1500年以降の時代に焦点を当てた経済学の問題が出題されます。都立大学では、教科書レベルのテーマで50字や100字の簡単な論述問題を出題しています。
このように、どの大学を志望するかによって、どのような準備をすべきか、何に重点を置くべきかが変わってくるのです。したがって、世界史の論述問題の準備としてまずすべきことは、過去の論述問題を研究することです。
世界史の論述問題対策(インプット)
世界史の論述問題を書けるようになるには、各問題の基礎知識を身につけ、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)や私立大学入試レベルの問題に取り組める学力を養うことが必要です。そのためにも高校2年生の秋頃から知識のインプットを始めるのが理想的です。しかし、高校の授業が遅くて、大学入試の前にしか歴史の勉強ができない場合は、独学で勉強しなければなりません。また、論述問題は古代から現代までのすべての時代をカバーしていますが、最も多く出題されるのは現代に関する問題です。つまり、まだ通史の勉強を終えていない人が論述問題対策に力を入れるのは非効率的なのです。
世界史論述問題の書き方(アウトプット)
アウトプットにかける時間は、すでにインプットしている知識の量によります。一般的なタイムリミットは、高校3年生の秋までに始めることです。高3の夏までは、基礎固めに専念することをお勧めします。東京大学や一橋大学など、特にレベルの高い論述問題を要求する大学を受験する場合は、高校3年生の春から準備を始めて、論述問題に慣れることをお勧めします。しかし、国公立大学を受験するのであれば、まず共通テスト対策を最優先すべきです。論述問題対策ばかりで他の科目や世界史の基礎を疎かにすると、二次試験に間に合いません。
世界史の論述問題におすすめの問題集
みるみる論述力がつく世界史
本書は、「基礎編」と「発展編」の2部構成になっています。基礎編では、よくある答えとその改善策を詳しく解説しています。また、空欄を埋めるセクションもあり、教科書の該当ページを使って、うまく答えるために必要な知識を解説しています。「展開」では、本文中の各問題の解答方法を7つのステップで解説しています。
段階式 世界史論述のトレーニング
本書では、100字未満く→100~180字→200~250字→300字以上を書く、というように段階的に世界史論述問題を解くための方法を紹介します。また、自己採点が簡単にできるように、詳細な採点方法も掲載されていますよ。
判る!解ける!書ける!世界史論述
この参考書は4つの章に分かれています。第1章「はじめに」では、論述問題の解き方を学ぶための大前提が示されています。第2章「歴史学一般」では、あらゆる時代や地域の要点を理解することができます。第3章「テーマ別ヒストリー」では、より高度な知識の活用方法を学びます。第4章「練習問題」で、より高いレベルの解答力を身につけることができます。重要なポイントを確認できる75の例題と、スキルアップのための116の練習問題を収録しています。
世界史の勉強法
世界史の勉強で一番大事なのは、単語と過程です。 単語という言葉からイメージするのは簡単です。「ナポレオン」「マリー・アントワネット」といった言葉は、容易に想像がきます。しかし、世界史を勉強し始めると、「流れがつかめない」という声がよく聞かれます。しかし、「流れ」とは、簡単に言えば「原因と結果」です。
世界史は、社会科目の中で最も難しい科目の一つです。大学受験科目として世界史を選択する場合、世界史の特徴を考慮する必要があります。
- 勉強しなければならない量は、社会科目の中で最も多い。
- 世界各国の歴史を総合的に理解する必要があるため、世界史の全体像を把握するのに時間がかかる。
- 一部の難関校を除いては、そこまで詳しい日本史の知識は要求されない。
- 小中学校から日本史よりも世界史の方が知らない。
世界史の勉強では、ただ闇雲に年号や用語を暗唱しても効果はない。注意しなければならないのは、世界史全体の流れです。 世界史の流れには、縦の流れと横の流れという2つの軸があります。
縦方向の流れ
縦方向の流れは、各国の出来事を時系列に並べたものです。縦の流れは世界史の基本ですから、横の流れをマスターする前に勉強しておくことをお勧めします。縦の流れを追うことで、その国の歴史や出来事を物語のように理解することができるのです。そうすることで、その国で何が起きているのかを理解することができます。
横方向の流れ
横方向の流れとは、ある国で起こった出来事と、他の国で起こった物事の流れです。世界史の勉強で各国の時間軸をごっちゃにして混乱する人は、横方向の流れが理解できていないのかもしれません。世界史を縦にだけ勉強すると、いろいろな時代があることになります。 横の流れを把握するために、ノートを用意し、自分なりの年表を作ることをお勧めします。
年号を書いたら、その間に起こった出来事を書き出す。自分だけの年表を作ることで、頭の中で知識を整理することができます。また、空きスペースに地図を追加することで、より分かりやすくすることができます。
おすすめの世界史参考書
タテから見る世界史
前述したように、世界史はタテとヨコの2方向から学ぶことが重要です。 この参考書を読めば、世界史の流れが理解できます。この参考書は、各国・各地域の歴史を一度に整理・解説しており、流れがわかりやすくなっています。 この本を読めば、歴史の流れが理解できるはずです。
ヨコから見る世界史
世界史の横の流れを知るための参考書です。世界史全体を時代ごとに水平に整理することで、同じ時代に世界各地で起こったさまざまな出来事の因果関係を読み解くことができます。特に難関大学の入試では、世界史全体を横軸でとらえる問題が出題される傾向があります。また、知識系と思われがちな正誤問題への対策として、事象間の関係性を考えることも重要です。論述問題では、出来事の横の流れについて考えることが求められることが多くなっています。
時代と流れで覚える! 世界史
176ページ、77問と小さく見えるかもしれませんが、必要な情報はすべて含まれています。 また、内容をさらに深めるためのプロセスもあります。古代から現代までの重要なトピックをほぼ網羅しています。 左側は図や写真で参考書のように構成し、右側は問題を掲載しています。左のページには図や写真、右のページには質問が掲載されています。