2022/08/25
一連の流れで点数が伸びる“本物の読解練習法”
古文・漢文の成績が伸びない生徒の多くに共通するのは、「読解を一気読みで終えてしまう」点です。
本文をざっと読んで、設問に答えて、なんとなく合っていればOK。
この繰り返しでは、模試や入試本番で安定して得点する力は身につきません。
大学入試で求められる読解力とは、
①品詞分解 → ②文構造の把握 → ③段落・文章の要点整理 → ④要約
という流れを、毎回正確に積み上げられる力です。
これは国語が得意な生徒が自然と行っている思考のプロセスであり、
苦手な生徒ほど“途中の工程を飛ばしている”ことが非常に多いのです。
この記事では、古文・漢文の読解力を本質的に伸ばすために、
この一連の流れをどのように日々の勉強に取り入れればよいのかを、
具体的なステップと練習法に分けて解説します。
■STEP1:品詞分解は「文法の点取り」ではなく「読解の土台」
まず最初に取り組むべきは 品詞分解。
多くの生徒が「助詞・助動詞の識別は苦手」と言いますが、
逆にいえばここさえ安定すれば読解そのものが一気に楽になります。
●品詞分解で必ず押さえるべき項目
品詞分解の際にチェックすべきポイントは、以下の5点だけです。
-
動詞の活用形・活用型
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助動詞の識別(意味と接続)
-
助詞(格助詞・接続助詞・係助詞など)の働き
-
連体詞や副詞など、修飾する語の見極め
-
語の係り受けの関係
例えば「ば」を「順接仮定」なのか「順接確定」なのか判別するだけでも、
文意が明確になり、誤読が激減します。
●品詞分解は“全部やらない”
入試レベルの文章で全文を細かく品詞分解する必要はありません。
目的は「文章の骨格をつかむ」こと。
だからこそ、以下のルールで進めると効率が上がります。
・動詞
・助動詞
・接続助詞
・係助詞
・重要語彙(訳に関わる語)
これだけを拾えば十分です。
最初から完璧にやろうとすると続かないので、まずはこの“簡易版品詞分解”を習慣化しましょう。
■STEP2:文構造の把握は「受験現代文と同じ」
品詞分解ができたら、次に行うのが 文構造(文の骨格)のつかみ取りです。
これは現代文の読解と同じで、
主語・述語を明確にし、修飾関係を整理する
ことが中心になります。
●古文の文構造のポイント
古文では、主語が省略されていることが多いため、
以下の3点に注目するのが効果的です。
-
敬語の方向から主語を特定する
-
助詞(特に「は・も・こそ」)が主語交代のサインになる
-
段落の始まりでは「デフォルトの主語」に戻る
主語が曖昧なまま読み進めると、内容理解が大きく崩れます。
逆に主語と述語をセットで追うだけで、文章の構造がくっきりと見えるようになります。
●漢文の文構造のポイント
漢文の場合は、以下の3点が重要です。
-
返り点とレ点で語順を整える
-
再読文字・否定・使役・受け身を正確に処理する
-
句ごとに意味を確定させる
漢文は「語順の直し」を丁寧に行うことで、意味の取り違いがほぼなくなります。
■STEP3:段落ごとの要点整理で“一気読み”を卒業する
品詞分解と文構造がつかめたら、いよいよ内容の把握へ移ります。
ここで重要なのが 段落単位での要点整理。
現代文と同様、古文・漢文でも段落には役割があります。
●段落の役割(古文・漢文共通)
・状況説明
・人物の行動
・心情の変化
・筆者の主張
・結論やまとめ
段落ごとに「何が書かれているか」を短いメモとして残す習慣をつけると、
文章の流れが明確になり、設問に振り回されなくなります。
●メモは15〜20字以内でOK
例えば古文であれば――
「女三宮の心情不安」
「薫、出家を提案」
「女三宮、返答をためらう」
この程度で十分です。
段落メモを積み重ねるだけで、文章全体の構造が“見える化”されます。
■STEP4:要約で“本物の読解力”になる
最後の作業が 要約。
要約は単なるおまけではなく、
文章理解を定着させるための最強のトレーニング です。
●要約は100〜150字が最適
長すぎても短すぎても効果が半減します。
文章の主張・出来事の流れ・心情の変化などを、
100〜150字のコンパクトな文章にまとめる練習を続けることで、
「文章の核をつかむ力」が飛躍的に高まります。
●要約のポイント
・主語と述語を明確に
・因果関係を崩さない
・話を飛ばさない
・自分の意見を入れない
要約が安定すると、読解問題の選択肢の正しい・誤りが一瞬で判断できるようになります。
■一連の流れで勉強すると、どれくらい伸びるのか?
この「品詞分解→文構造→要点整理→要約」の流れを
1日1題のペースで行うと、
平均して 1〜2ヶ月で模試が20〜30点上がる 生徒が多く見られます。
特に以下のタイプの生徒に効果が高いです。
・文章を“感覚で読む”癖がある
・設問に振り回されやすい
・内容理解のズレが起きがち
・古文・漢文の語彙は覚えているのに点数に結びつかない
逆に言えば、語彙暗記だけをいくら進めても、
この「読解のプロセス」が身についていなければ点数は安定しません。
■おすすめ練習メニュー:週3回・30分で読解力を底上げ
●DAY1(30分)
・短文で品詞分解の練習(10分)
・古文1題の文構造把握(20分)
●DAY2(30分)
・漢文1題の語順整理(15分)
・主語・述語ライン引き(15分)
●DAY3(30分)
・古文または漢文の要点整理→要約(20分)
・誤読の原因分析(10分)
このサイクルを2〜3週間続けるだけでも、
古文・漢文の「読める感覚」が一気に変わります。
■まとめ:入試古文・漢文は“作業化”すれば必ず伸びる
古文・漢文は、センスや感覚に頼る科目ではありません。
読解のプロセスを“作業化”できれば、誰でも安定して点数が取れる科目です。
その作業こそが、
-
品詞分解
-
文構造の把握
-
段落要点の整理
-
要約
という一連の流れです。
どれか一つでも欠けると、文章がぼやけ、得点が安定しません。
逆にすべてを丁寧に積み重ねるだけで、
大学入試レベルの読解力は確実に身につきます。
古文・漢文を「なんとなく読む段階」から卒業し、
本番で確実に得点できる力を身につけたい方は、
ぜひ今回紹介した流れを明日からの勉強に取り入れてみてください。
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