2022/08/25
小論文の添削をしていると、非常に多くの受験生が共通してつまずくポイントがあります。それは 「一文が長すぎる」 という問題です。
内容自体は良くても、文章がまとまりなく長く続くことで、読みにくく、論旨がぼやけてしまう――これが小論文では大きな減点につながります。
しかし逆に言えば、一文の長さと改行の基準を理解しているだけで、文章の読みやすさは劇的に改善される のです。
今回は、小論文で評価される文章を書くために必要な「一文の長さ」「改行」の基準を、実践的に解説します。
■ なぜ受験生の文章は「長くなりすぎる」のか?
まず大前提として、文章が長くなりすぎる理由は明確です。
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一文で説明しきろうとしてしまう
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接続詞を使いすぎる
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主語と述語の対応を意識していない
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「書きながら考える」ため、文章が伸びる
特に受験生で多いのが、「説明したいことをすべて一文に詰め込む」パターンです。
▼悪い例(典型的な長文)
私がボランティアに参加すべきだと考える理由は、地域の課題を自分の目で知ることができるだけでなく、多様な価値観の人々と関わることで自分の視野を広げることができ、また学校では学べない現実的な問題に触れることができ、その体験が自分の将来の進路選択にも大きく影響するからである。
一文で100字近くあります。読み手は途中で息切れし、主張が見えにくくなります。
■ 小論文における「適切な一文の長さ」は何字?
小論文の世界では、一般的に次の基準が最も読みやすいとされています。
● 一文は40〜60字が基本
これは多くの大学の採点者が経験則として持っている基準です。
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40字未満 → 事実羅列で幼い印象になる
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60字超 → 読みにくく論旨がぼやけやすい
高校生が最も安定して書きやすいのは 「一文50字前後」 です。
▼改善例(適切な長さに整えた文章)
私がボランティアに参加すべきだと考える理由は、地域の課題を自分の目で知れるからである。さまざまな人と関わることで、価値観を広げられる点も重要だ。また、学校では学べない現実の問題を体験できる。このような経験は将来の進路選択にも影響すると考える。
一文が40〜50字で収まり、読みやすさが圧倒的に改善されています。
■ 「一文を短くするための技術」3つ
① 文中の「〜だけでなく」「〜ことで」「〜ため」を分離する
これらは便利な接続語ですが、使いすぎると文章がどんどん長くなります。
分割できるところは分割する。
これが文章の安定感を生むコツです。
② 「具体」と「抽象」は一文に一つずつ
一文に
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抽象的主張
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それを説明する具体例
の両方を詰め込むと、文章が伸びやすくなります。
抽象 → 具体 → 抽象
の順番で段落を作る方が読みやすく、論理的にも見えます。
③ 主語と述語の距離を近づける
文章が長くなる最大の原因の1つが、
主語と述語が離れすぎていること
です。
▼悪い例
私がこの経験を通して強く感じたことは、地域の活動に参加することで多様な人と出会い、価値観を広げられるという点である。
▼改善例
この経験から、地域の活動は多様な人と出会い、価値観を広げる場になると感じた。
主語(この経験から)と述語(感じた)が近づいたことで読みやすくなります。
■ 「改行(段落分け)」の基準は何か?
小論文における段落とは、
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論点の切り替え
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視点の変更
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主張 → 理由 →具体例 の区切り
を明確にするためのものです。
特に大切なのは次の基準です。
● 1段落=1テーマ
1つの段落に複数の主張を書いてしまうと、読み手は何を言いたいのかわからなくなります。
段落分けの基本は以下の4ステップが最も使いやすいです。
■ 小論文の基本構成(この型が最も安定)
① 主張
「私は〜と考える。」
② 理由
「なぜなら〜だからである。」
③ 具体例
「例えば〜である。」
④ 再主張
「以上より、私は〜と考える。」
この構成を守ることで、自然と段落が整い、文章が長くなりすぎることも防げます。
■ 一文の長さと段落分けが整うと「説得力が上がる」
文章が読みにくいと、どれだけ内容がよくても評価は伸びません。
逆に、文章が適切な長さと構造で整っているだけで、
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採点者にストレスがない
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主張が理解しやすい
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「読みやすい文章=論理的」と判断されやすい
という圧倒的なメリットが生まれます。
もちろん内容が重要であることに変わりはありませんが、
読みやすさは「最低限クリアすべき技術」 です。
■ 今日からできる練習法「音読+区切りチェック」
文章を短くし、段落を整える最も効果的な練習法はこれです。
● STEP1:書いた文章を音読する
声に出して読むと、
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息が続かない
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途中で意味が変わる
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主語と述語がずれている
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一文が長すぎる
といった問題点が自然と見えてきます。
● STEP2:息継ぎしたくなる箇所で文を分ける
人間が自然に区切りたいところこそ、文章の区切りどころです。
● STEP3:段落ごとに「主張の位置」を確認する
1段落1テーマになっているかを確認すると、小論文の骨格が整います。
■ 最後に:文章が変われば、合否も変わる
小論文は才能ではなく、技術で点数が伸びる科目 です。
一文の長さと段落の基準を知っているだけで、文章は驚くほど読みやすくなります。
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一文は40〜60字
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1段落1テーマ
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抽象と具体を分けて書く
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主語と述語の距離を近づける
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音読でチェックする
この5つを意識するだけで、小論文の完成度は大きく変わります。
読まれる文章、伝わる文章を書くために、ぜひ今日から実践してください。
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