2022/08/25
共通テスト英語の大問3・4をはじめ、国公立大学の英語長文でも、近年「図表」「グラフ」「データ」の読み取りが重要なポイントとなっています。文章だけでなく、図表の情報を“英語で理解する”能力が試されるため、文法や単語が強くても点を落とす受験生が少なくありません。
図表問題は、慣れていないと情報量に圧倒されますが、正しいトレーニングを積めば最も安定して点が伸びる分野でもあります。なぜなら、図表問題には 「解き方の型」 がはっきり存在し、練習を重ねるほど処理スピードが上がるからです。
この記事では、図表問題の読み取りに必要なスキルを細分化し、学校の授業だけでは身につけにくい“自学向けトレーニング法”として体系的にまとめました。
■ 1. 図表・グラフ問題は「英語+数学的処理」の複合問題
まず理解しておくべきは、図表問題が
英語の問題であると同時に“情報処理の問題”でもある
ということです。
英文を丁寧に読んでいても、次のような場面で迷ってしまう受験生が多いはずです。
-
どの数字を比較すべきか分からない
-
増減の方向を読み間違える
-
複数のデータから“主張”を選ぶのに時間がかかる
-
問題文の指示語(this, these)がどれを指すか分からない
-
グラフの軸や単位を確認し忘れ、誤答する
つまり、図表は
「読む→照合する→判断する」 の3段階を素早く回す力が必要な形式です。
この3段階さえ訓練すれば、数学が得意でなくても問題ありません。
■ 2. 図表を読み始める前に「最初の5秒」で確認すること
図表問題で点を落とす理由の多くは“読み始めのミス”です。
解き始める前に、必ず以下の4点を最初の5秒で確認してください。
● ① 図表・グラフの種類
棒グラフ・折れ線グラフ・表・円グラフなど、種類によって見るべきポイントが異なります。
● ② 縦軸・横軸(何を表しているか)
軸の意味を誤ると、すべての解答がズレます。
● ③ 単位(% / number / million など)
桁の勘違いは、国公立二次で特に致命的です。
● ④ 比較すべき項目の数
項目が多い表ほど「どれを比較する問題か」の見極めが重要になります。
この4点を事前に押さえるだけで、問題文を読んだときの理解が格段に速くなります。
共通テストでは文章に図表の説明がほとんど書かれないため、図表を先に把握する癖が必須です。
■ 3. トレーニング①:英語で書かれた図表の“語彙”を押さえる
図表問題には特有の語彙があります。
● グラフ動詞
-
increase(増える)
-
decrease(減る)
-
remain stable(安定する)
-
peak at(〜で頂点に達する)
-
drop to(〜まで落ちる)
-
recover(回復する)
これらの動詞を瞬時にイメージできれば、文章を読まずともデータの動きがつかめます。
● 質問に多い語
-
proportion(割合)
-
figures(数字・データ)
-
respondents(回答者)
-
average(平均)
-
survey(調査)
-
compared to A(Aと比べて)
図表問題を苦手とする多くの生徒が、このあたりの語彙に弱い傾向があります。
専用の語彙リストを作り、数日かけて暗記するだけで読み取りスピードは大きく向上します。
■ 4. トレーニング②:図表→英文の順で読む練習
多くの受験生が、英文から読み始めてしまいますが、図表問題では
図表を先に見る のが圧倒的に効率的です。
理由は簡単で、文章は「図表の補足説明」にすぎないからです。
● 読む順番の鉄則
-
図表を見て大まかな特徴をつかむ
-
英文を読んで、その特徴に対応している箇所を確認
-
設問に合うデータだけ絞って読み直す
この「先に地図を見て、あとから文章で補う」型を徹底すると、
文章の理解スピードが体感で2倍以上に上がります。
■ 5. トレーニング③:指示語の照合を即答できるようにする
図表問題の設問は
-
this / that
-
these / those
-
it / they
などの指示語が非常に多く登場します。
文章と図表の情報が絡むため、指示語が指すものを誤ると間違いが連鎖します。
● おすすめの練習法
-
過去問の図表問題だけを10問分コピー
-
設問の指示語に下線を引き、指す対象を“日本語で”メモ
-
それを繰り返す
1週間ほど続けると、指示語の照合が自動化します。
■ 6. トレーニング④:要約力をつける(15秒でまとめる)
図表問題で重要なのは、細かい数字の暗記ではありません。
むしろ
「特徴は何か」
「どの項目が最も高い(低い)か」
を瞬時にまとめる力です。
● 要約練習の例
図表を見たら、以下の3点だけを口頭で15秒ほどで言えるようにします。
-
最も高い項目/低い項目
-
全体の傾向(増えているか減っているか)
-
特徴的な変化がある部分
これを繰り返すことで、英文を読む前から“答えの方向性”が見えるようになり、選択肢に惑わされにくくなります。
■ 7. トレーニング⑤:過去問・模試の図表問題だけをまとめて解く
図表問題は、問題形式が毎年ほぼ同じため「まとまった練習」が特に有効です。
● 具体的なやり方
-
共通テスト、模試の大問3・4だけを抜き出す
-
1週間で10〜15題を集中的に解く
-
間違えた問題をパターン別に仕分け
-
語彙不足
-
指示語の読み違え
-
データの比較ミス
-
英文理解の不足
-
短期間で集中的に取り組むと、図表問題の“型”が体に入るため、長文より短期間で成果が出ます。
■ 8. トレーニング⑥:日本語のニュースグラフで訓練する
「英語の長文は読めないけど、図表の読み取りなら練習したい」
という生徒には、まず 日本語のニュース記事にあるグラフ を使う方法が効果的です。
● 日本語での練習が役立つ理由
-
英語のハードルがないため“純粋な情報処理”を鍛えられる
-
データの比較・要約を高速で行う練習になる
-
英語に置き換えて考える準備ができる
慣れてきたら、その要約を 英語の簡単な文に変換 すると、二次試験の記述型英語にも強くなります。
■ 9. 図表問題が苦手な生徒のよくある失敗と克服法
● 失敗①:数字ばかり追って全体が見えない
→ まず“特徴を15秒でまとめる”練習をする。
● 失敗②:文章から読み始めてしまう
→ 図表→英文の順に統一する。
● 失敗③:比較対象(AとB)が何かを取り違える
→ 軸、項目名、単位の確認を最初の5秒で習慣化する。
● 失敗④:選択肢の英語が難しくて迷う
→ 図表問題で頻出の語彙リストを先に暗記しておく。
図表問題は、正しい手順を守れば最も伸びる分野です。
■ 10. まとめ:図表問題は「慣れ」が8割。練習量で確実に伸びる
図表・グラフの読み取りは、英語長文の中でも特に
トレーニング効果が得点に直結する分野 です。
● 本記事のまとめ
-
図表は英語+情報処理の複合問題
-
最初の5秒で「軸・単位・項目」を必ず確認
-
語彙を暗記すると読解スピードが大きく上がる
-
図表→英文の順で読む
-
要約(特徴の把握)を高速化する訓練が必須
-
過去問の図表だけをまとめて練習すると効果大
-
日本語グラフから訓練すると理解が安定する
慣れてくると、図表問題の解答時間は確実に短縮され、
そのぶん長文に使える時間が増えるため、総合得点も上がります。
福島県の中学生・高校生専門という品質
「福島県の中学生・高校生専門」は私たちのこだわりです。福島県の高校入試を知り尽くし、福島県の高校の授業と大学入試知り尽くした経験豊富なプロ講師がによるハイレベルな授業を、福島県の多くの方々にも受けいただきたい。そして秘めた才能を開花してほしい。そんな思いで始めたのが駿英家庭教師オンラインです。
勉強が得意、教えるのが得意…というだけの講師ではありません。生徒との信頼関係を一番に考え、相手の立場に立ちながら教えることが何より重要であると考えております。一人一人、目標はそれぞれです。教える相手の気持ちに寄り添います。
指導経験豊富な専任講師陣、充実のサポート
1対1個別授業は、生徒様と講師の相性が非常に重要です当社の家庭教師は、指導力だけでなく、コミュニケーション力・人間性を採用基準に設けており、優秀な講師のみを採用しております。 成績、料金、指導体制など、安心してご利用いただけるよう、充実したサポート体制を整えております。を整えております。
オンライン授業対象市町村
福島市 会津若松市 郡山市 いわき市 白河市 須賀川市 喜多方市 相馬市 二本松市 田村市 南相馬市 伊達市 本宮市 桑折町 国見町 川俣町 大玉村 鏡石町 天栄村 下郷町 檜枝岐村 只見町 南会津町 北塩原村 西会津町 磐梯町 猪苗代町 会津坂下町 湯川村 柳津町 三島町 金山町 昭和村 会津美里町 西郷村 泉崎村 中島村 矢吹町 棚倉町 矢祭町 塙町 鮫川村 石川町 玉川村 平田村 浅川町 古殿町 三春町 小野町 広野町 楢葉町 富岡町 川内村 大熊町 双葉町 浪江町 葛尾村 新地町 飯舘村

