2022/08/25
小論文の練習を始めたばかりの受験生が、最初にぶつかる壁。それが「何を書いていいか思いつかない」という悩みです。
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「設問の意味がぼんやりしていて、テーマがつかめない」
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「意見を書こうにも、自分の考えが浮かばない」
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「書き出しで止まってしまい、手が動かない」
これらは、ほとんどの受験生が経験することです。しかし、これは才能やセンスの問題ではありません。実は、小論文に必要な「発想法」や「ネタの引き出し」は、正しいトレーニングによって確実に身につけることができます。
この記事では、「思いつかない状態」から抜け出し、どんなテーマにも対応できる発想力を育てるための実践的トレーニング方法を紹介します。
1.なぜ「思いつかない」のか?原因を整理しよう
小論文に取り組む際、「何も思い浮かばない」と感じる原因には主に以下の3つがあります。
(1) 経験・知識不足
テーマに関して知識がないと、意見を形成するための土台がなくなり、思考が停止してしまいます。たとえば「多文化共生」「AIと人間の共存」など、普段あまり考えたことのないテーマでは特にありがちです。
(2) 考え方の型を知らない
「何を書けばいいか」は、実は「どう考えればいいか」の問題です。思考の手順や視点を知らないと、話の展開ができません。
(3) 完璧な答えを探しすぎる
小論文は正解を探すものではありません。しかし多くの受験生が、「正しいことを書かなければいけない」と考えすぎて、結果的に何も書けなくなってしまいます。
この3つの原因を解消することが、「思いつかない」を乗り越える第一歩です。
2.思いつきを引き出す「三段階発想法」
小論文で最も重要なのは、書き出しの「思いつき」を得ることです。以下に紹介するのは、何も思い浮かばない状態からでも使える「三段階発想法」です。
【ステップ1】“Why”で自分に問いかける
まずはテーマを読んだら、自分に「なぜ?」を繰り返します。
例題:「人とのつながりの価値についてどう考えるか」
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なぜ人とのつながりが大切だと思うのか?
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なぜ現代でそれが問題になっているのか?
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なぜそれが将来重要になると考えられるのか?
この“Why”の問いかけが、思考の起点となります。
【ステップ2】視点を変えてみる(多角的発想)
自分一人の視点だけでは発想に限界があります。以下のような観点からテーマを見ると、アイデアが浮かびやすくなります。
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立場の変換: 高齢者/子ども/企業/行政/未来世代
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場面の変換: 学校/職場/家庭/地域社会
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時代の変換: 昔と今、今と未来
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スケールの変換: 個人/日本/世界
上の例題で言えば、「SNSでのつながりはどうか?」「地方では人とのつながりはどう保たれているか?」など、具体的な状況が思い浮かんできます。
【ステップ3】“So what?”で一歩深く考える
視点を広げたら、最後に「だから何なのか?」という問いで、考えを一段深めましょう。
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それによってどんな課題があるのか?
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それが今後どう変わる可能性があるのか?
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自分ならどうしたいと考えるか?
これで、「テーマに対する意見→理由→例→まとめ」の構成が自然に見えてきます。
3.発想を鍛える「トピックトレーニング」3選
日頃から発想力を高めておくことで、模試や本番で「思いつかない」状態を防ぐことができます。以下は、毎日5〜10分でできる簡単トレーニングです。
トレーニング①:「なぜゲームは悪者にされやすいのか?」を考える
身近なテーマに“Why”を繰り返すだけでも、思考力は鍛えられます。
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社会的な印象
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メディアの影響
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教育との関係
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脳科学的な面
こうした切り口で理由を出していく練習をしておきましょう。
トレーニング②:「○○について3つの立場で意見を書く」
たとえば「リモートワーク」について、
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働く人の立場
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企業の立場
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家族の立場
というふうに、1つのテーマを多面的に見て短く意見を書く練習をします。これを繰り返すことで、視点の切り替えが得意になります。
トレーニング③:「もし○○がなかったら?」で空想力を鍛える
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もし電気がなかったら?
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もし学校がなかったら?
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もしスマートフォンがなかったら?
「ありえない仮定」でも、そこから課題や価値を導き出す力は、小論文の核です。思考の柔軟性が育ちます。
4.実践!過去問でのアイデアの出し方
実際の小論文過去問を題材にして、発想のプロセスを追ってみましょう。
【例題】「AIの発展によって人間の役割はどう変わるか?」
Step1:Whyを問う
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なぜAIが注目されているのか?
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なぜ人間の役割が変わると言われているのか?
→ 技術の進歩、労働代替、効率化などが背景にある。
Step2:視点を変える
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労働者の視点: 仕事が奪われる不安
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企業の視点: 生産性向上のチャンス
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教育の視点: AIにできない能力を育てる必要
Step3:So what?で深める
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人間が持つべき価値とは何か?
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どのような教育が今後必要か?
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どの分野で人間の役割が重要になるか?
こうした問いを通して、「AI時代でも人間に求められるのは共感力・創造力であり、それを伸ばす教育が必要だ」という結論に導くことができます。
5.保護者の方へ:発想力は「日常の会話」でも育ちます
小論文対策というと特別な勉強が必要に見えますが、日常生活の中でも発想力は育てることができます。
たとえば、
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「ニュースで見た○○、どう思った?」と問いかける
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子どもが意見を言ったら「なんでそう思うの?」と理由を聞く
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話題になった出来事に対して、立場を変えて一緒に考えてみる
こうした親子の会話が、子どもの「意見を持つ力」と「深く考える力」につながります。
6.まとめ:「書けない」は「考えられない」ではない
小論文で「思いつかない」のは、能力がないからではありません。考え方のルールや発想の型を知らないだけ。きちんとトレーニングを積めば、誰でも必ず書けるようになります。
ポイントは、
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「Why」「視点」「So what?」の三段階発想
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日常的なトピックでの思考練習
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実際の過去問での多角的なアプローチ
これらを意識することで、小論文のハードルは確実に下がります。
最初の1行が思いつかなくても大丈夫。思考の「問い」を積み重ねることで、書くべきことは必ず見えてきます。そしてそれこそが、小論文という試験を通して大学が見ている「考える力」の本質なのです。
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