長文問題の解き方(小説の場合)その4 本文への書き込み

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では,…
具体的に「小説」(文学的文章)の読み方を検討していきます。
「小説」の中に必ず答えがある!
評論文でも同様ですが,
国語の長文読解の問題はまず,
「次の文章を読んで、あとの設問に答えなさい」
この枕詞から始まります。
「文章を読んで、答える」=「必ず文章の中に答えがある」
ということです。
ですから,答えは目の前にあり,
その答えを解答欄に記入する。(漢字の読み書き以外は…)
これだけなのです。
また、問題文には,
「傍線部はどういうことか。」
「傍線部とあるが、それはなぜか。」
という記述が見られます。
つまり,「作者」は、文章を通して
「何を述べているのか」
「何を伝えようとしているのか」
を聞いているのです。
長文問題の問題文に
「傍線部について、あなたはどう思うか」
などというものは絶対にありません。
出題者はあなたの(感想)を聞いているのではないのです。
ですから,本文に描かれた場面の内容を正確に読み取ることに
重点を置かなければならないのです。
感覚的に解いてはいけない!
「なんとなく」「たぶん…」で答えを出してはいけない
というのは,そういうことなのです。
「本文にこう書いてあるから、主人公はこういう気持ちである。」と、
根拠をはっきりさせた解答を心がけるだけで
国語の得点は飛躍的にアップします。
本文の記述に沿って正しく読むためには,
本文に書き込みをしながら読んでいくのが最も効率的です。
(コレも評論文と同様ですね)

小説の長文問題で最も重要なポイントは,
主人公の心情の変化です。
脇役は所詮脇役です。
本文を通して,
主人公の心情の変化が読み取れる部分に書き込みをしていくことが必要です。
そのためには,本文中の以下のようなポイントに書き込みをしていきましょう。
☆主人公を○で囲む
本文中に主人公が出てきたら○で囲みましょう。
主人公の名前はもちろんのこと,
「私」が主人公を指していれば○をつけます。
「あなた」が主人公を指していれば○をつけます。
「彼」が主人公を指していれば○をつけます。
代名詞が指しているのが主人公である場合にも
○をつけてチェックしておくようにしてください。
本文中のどの部分に主人公が登場するのかを見えるようにしおくことで
主人公の行動・心情の動きについて触れている部分を見つけやすくなります。

☆主人公の行動・心情の動きの部分にサイドラインを引く
主人公の行動や,心情の動きが記述されている部分にサイドラインを引きます。
この部分は主人公が主語になっている文を見つけて,その文の述語にサイドラインを引く場合が多いです。
日本語の文章は,主語が明確に記述されていない場合も多いので,
それぞれの文の主語を確認しながら読むように心がけましょう。
具体的には,
・「~思う」「感じる」「考える」「気持ちになる」など気持ちを表す言葉 (例)うれしい,楽しい,辛い
・声に出さない心の声
・感情の出ている台詞 (例)「そんなの,信じられない!なぜ?」などの怒り,驚き,
     「……」などの、言いたくない無言表現も。
・感情の出ている表情・仕草・態度
とにかく、主人公の感情が表現されている記述をチェックするということです。
☆風景描写にサイドラインを引く
レベルの高い本文になってくると,
風景描写にも登場人物の感情が反映されることが多くなっていきます。
言うなれば,あえてはっきり感情を書かず,雰囲気の中から心情を味わわせる作品です。
このような作品が本文として出題された場合,
風景描写が主人公の心情の変化を読み取る大きなヒントとなります。
(例)
「あたりが暗くなり,急に雨が降ってきた」→不安な気持ち
「日が差し,暖かくなってきた」→明るい気持ち など、
☆場面の変わり目に▽を記入する
場面の変わり目(時間や場所の変わり目)に区切りの線を入れておくと,
話の流れを大まかにとらえるときに便利です。
ほとんどの場合,場面が変わるとともに,段落も変わります。
ですから,段落の変わり目が場面の変わり目となっていないかどうか確認をしながら読み進めていくようにしましょう。
時間や場所が変わっている描写が明確に文中にある場合は,
文と文の間に▽を記入し,話の変わり目が一目で分かるようにしておきましょう
以上4点を意識して,
本文に書き込みをして,
問題を解きながら本文を読み進めていきましょう。
書き込みの仕方以外は評論文の長文問題の解き方と同じです。
こちらの記事をご覧ください。
まずは,今まで受けたテストの問題に書き込みをしてみましょう。
そして,解答を見ながら,
どうしてこの問題の答えがこうなるのか?
ということを確認してみましょう。
この作業を「解き直し」といいます。
解き直しをするだけで,
長文問題の解き方が身についていきます。
あとは,3日に1問くらい長文問題を解いていけば,
得点力の向上が実感できると思います。

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