競争心と嫉妬心の違いを教える


競争心と嫉妬心は、

他人と自分との比較から生じるという点では、

非常に似たところがあります。

 

しかし競争する心は強い心であり、

嫉妬する心は弱い心です。

 

競争心のように、

自分をもっと高めて相手を追い越そうとする、

ポジティブなエネルギーがありません。

子どもを強い人間に育てようと思うなら、

この似通った二つの心のうち、

競争心の方を培っていくべきです。

 

もちろん、人を打ち負かそうという心は、

マイナスに働くこ ともあるでしよう。

人を追い抜くことばかり、

勝つことばかり を考える人間ではなく、

思いやりの心や人に譲る心のある子どもに育てたい、

という考え方もわかります。

 

しかしこの世に生を受けた時点で、

子どもは過酷な人間社会の舞台に参加しているのです。

勝つことが目的ではありませんが、

人間として生きていくためには、

勝とうと努めることは義務であり、

権利でも あるのではないでしようか。

人間は誰しも、

競争心と嫉妬心を持っていますが、

子ども時代は特に、

クラスメートに対する競争心や敵稿応が旺盛で、

嫉妬心にも富んでいます。

そして、この心を露骨に出せるところは

学校ではなく家庭です。

 

家庭だけが、

自分の弱みを安心してさらせる場所だからです。

子どもの嫉妬心を、

上手に競争心へと 変えていくチャンスは、

家庭の中にこそあるのです。

 

健全な競争心を育てるには、

子どもたちに努力の尊さを教えなければなりません。

 

たとえば我が子が

「アイツは先生にひい きされている」

と不満を漏らしたら、

その子が先生に信頼される、

あるいは好かれる理由は何かを一緒に考えて下さい。

それはその子の礼儀正しさかもしれない、

常に成績が良好なためかもしれない、

あるいは掃除当番などの義務をおろそかにしない

責任感の強さなのかもしれない。

そうやって子どもと会話しながら、

子ども自身が、

嫉妬を感じる相手が払っている努力に気づくよう導いて下さい。

あくまでも子どもが自分で答えを導き出さなければ、

「学び」とはならないのですから。

 

ここでも、親が我が身を反省することが重要です。

親が見栄や虚栄心から、

自分と他人、

あるいは自分の家とよその家を比較してばかりいれば、

子どもに健全な競争心を持たせようと思っても無駄なことです。

また、自分の子どもをクラスメートなどと比較するのも、

よくありません。

 

そこには親の嫉妬心が隠されているからです。

嫉妬のような非建設的な心から、

よその子どもと自分の子どもを比べても、

何の得もありません。

むしろ、子どもの妬みと嫉妬の心が増幅されてしまいます。

 

親は子どもの友達のよい成績や成功を、

その友人が努力によって獲得したことを教えるべきです。

さらに我が子にも、それ以上の可能性があることを説き、

心から信じて励ますことです。

そして失敗しても責めない。むしろチャレンジした心を、

思いっきりほめてあげましよう。

挫折のない人生はあり得ません。

挫折を克服する勇気や強い心を育むことが、

何より大切なこと ではないでしようか。

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