こんな簡単なことが,意外とできていないことが多いのです。
この点を意識するだけで,
国語の点数が大幅に上昇することもしばしばです。「問題文をよく読む」ということはどういうことでしょう?
それは,
「出題者(相手)が何を聞いているのかを理解する」
ということです。
国語のテストに出題されるほう論文は,
普段使っている日本語よりも難解な言い回しをするので,
国語が苦手な人にとっては
外国語のようにさえ感じてしまい,
問題文をしっかり読んで,
出題者が何を聞いているのかを理解するという
最も基本的なことを忘れてしまうがちです。
この記事を読んでいるあなたにもありませんか?
「合っているものを記号で選びなさい」と出題されているのに
「合っていないもの」を答えてしまったり,
「本文を抜き出しなさい」と出題されているのに,
「自分の言葉でまとめてしまったり」
「30~35字で答えなさい」と出題されているのに,
30字に満たない答えを書いてしまったり,
「理由を答えなさい」と出題されているのに,
文末を「~だから。」としなかったり,
「どんなことですか」と出題されているのに,
文末を「~ということ」としなかったり・・・
どんなに小さなミスであっても,
不正解は不正解です。
全く読解力が無くて不正解をした生徒と
本文の内容は理解していたけれど,
問題文をよく読まなかったためにケアレスミスで不正解になった生徒とでは
不正解の内容的には雲泥の差がありますが,
点数的には全く差がありません。
0点はどんな理由があろうとも0点なのです。
国語の長文問題において最も重要なのは
「聞かれていることに答える」
という,極々シンプルなことです。
国語の問題の解き方が分からない!
と嘆いている人は,
「聞かれていることに答える」
というポイントを意識してみてください。
あなたは,問題文をしっかりと読んで,
問いの意味を理解していますか?