内申点を気にされる生徒さんや保護者の方がよくいらっしゃいます。もちろん,入試の得点と同様に,
内申点も重要であるということに変わりはありません。ちなみに福島県の高校入試では,
内申点が次のように算出されています。
1~3年生の成績を、9教科5段階で評定し
実技4教科は、2倍する。
特別活動の記録は、各学校の判断により、 点数化(55点満点)できる。
5教科(国,数,英,理,社)×5段階×3学年= 75点
4教科(音,美,技家,体)×5段階×2倍×3学年=120点
合計=195点
特別活動等の記録= 55点
※特別活動等の記録を点数化する場合は、250点満点となる
入試の得点が250点満点なのに対して
9教科の内申点で195点です。
入試の得点と内申点を1対1の割合で合否判定をされるとすると,
内申点の低い受験生は,
入試を受ける前に不合格が決定的になってしまいます。
この内申点,
福島県の高校入試1期選抜試験,
いわゆる推薦入試では非常に重要視されます。
安積高校や安積黎明高校などの進学校では,
内申点が195点に限りなく近い点数でなければ,
合格することは難しいでしょう。
それ以外の高校であっても,
通知表に1がある受験生は,ほとんど合格できません。
また,部活動やコンクールなどでの受賞実績が,
特別活動の得点として加算されることもあり,
1期選抜試験は明確な目標を持って進学を望んでいる
人より抜きんでた才能がある生徒が合格します。
さらに,進学校に合っては学業優秀であることも条件に加わります。
しかし,この内申点というものは,
学校の裁量によるところが大きく,
本当に生徒1人1人の実力を正しく反映しているのかどうかというと
甚だ疑問です。
つづきは次回のブログ更新にて・・・