2022/08/25
目次
英語の読解問題を効率よく勉強する方法
TOEICのリーディングセクションでは、「TOEICテストで600～700点を取ることができたが、この点数を超えるのは難しい」という人が多くいます。
リーディングセクションでは、リスニングセクションとは異なり、75分の制限時間内に時間を管理して素早く問題を解くことが求められます。
速読を重視する人がいますが、TOEICテストで高得点を取るためには、速読だけでは不十分です。
文章の広い意味を理解するだけでなく、個々のイディオムやキーワードにも注意を払う必要があります。
つまり、このテストは「速読」ではなく、「速精読」を目的としているのです。
今回は、この能力を身につけるための方法をご紹介します。
問題文に書き込みながら進めていく
精読とは、一つ一つの単語の意味や文章の構造を理解しようとしながら文章を書き込んでいく読解法です。
英単語を正しく翻訳する能力と、文章の構造を正しく理解する能力が必要です。
前者を伸ばすためには、繰り返し単語を覚えることが大切です。
後者の成功の鍵となるのは、文章構造をマスターする能力です。
もちろん、空欄の問題を読んですぐに文章の構造を把握することは非常に困難です。
そこで、例えば以下のように質問にスラッシュや記号を書いてみてください。
そうすることで、文章の構造が理解しやすくなります。
- “and “という単語にスラッシュを入れて、”and “という単語でつながっている単語をマークします。
- “it “や “they “で示される単語やフレーズを矢印を使って引き出します。
- 後置修飾では、修飾語と副修飾語の関係を明確にするために、名詞を修飾する分詞句や節を括弧（ ）で囲みます。
文章を頭で理解するのではなく、目で理解するようにしましょう。
音読は英語読解の基本
精読力」を「速攻精読力」に進化させるための学習とは、一言で言えば、「音読」に尽きます。
音読のスピードが上がれば、英語の読解力もアップします。
しかし、音読の練習をする際には、いくつかの注意点があります。
まず、前節で作成した書き込み済みの問題本文を利用してください。
一目で文の構造がわかるようになれば、声に出して読んだときに自然と意味がわかるようになります。
声に出して読むときは、「返り読み」をしないようにしましょう。
声に出して読むときには、日本語の単語を文の後に置いて翻訳する「返り読み」は避けるべきです。
日本人は翻訳するときに逆に読むように教えられているので、声に出して読むときにも逆に読む傾向があります。
そのため、読むスピードが遅くなり、文章の処理能力が低下する可能性があります。
英語読解で高得点を取りたいのであれば、逆読みしない読み方を身につける必要があります。
では、返り読みをしない読み方の具体例を見てみましょう。
There was no one who came to see the NBA player , because the trade had disappointed all of his fans.
「なかった／誰も／会いに来た／そのNBA選手に、/なぜならば／トレードが／失望させた／彼の全てのファンを。」
前述のように、出てきた単語の意味に注意しながら、英文を順番に読んでいきます。
慣れないうちは違和感があるかもしれませんが、繰り返し練習することで、問題なく文章の意味を理解できるようになります。
時間を計って読もう
どんなに丁寧に読み書きしても、読み返さずに音読しても、結果的に読書時間が短くならなければ意味がありません。
だから、読解力を身につけるときは必ずストップウォッチを使いましょう。
精読にかかる時間と音読にかかる時間を問題文の隅に書いておけば、自分がどれだけの時間をかけて勉強しているのかを意識することができます。
前回の成績を目指して、徐々にタイムを伸ばしていきます。
まとめ
ここまで、TOEICテストのリーディングセクションの効果的な勉強法をご紹介してきました。
この勉強法はTOEICだけでなく、英検や大学受験の営為後の勉強にも使えます。
英語を習得するためには、継続することが一番の近道です。
1日30分でもいいので、毎日時間を作ってください。
英語を上達させたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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