2022/08/25

目次
「なむ」の識別ランキング
1位 完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量・意志の助動詞「む」の終止形・連体形
例:散なむ=散ってしまっただろう
- 連用形+「な」+「む」になっている
- 下二段活用動詞のように未然形と連用形が同形のものにつく場合は文脈で判断する
- 「む」は推量なのか、意志なのかの解釈も問われることがある(「~なむと」のように「と」の前にある「む」は意志であるということを覚えておこう!
2位 願望の終助詞「なむ」
例:鳴き渡らなむ=鳴き渡って欲しい
- 未然形+「なむ」になっている
- 下二段活用動詞のように未然形と連用形が同形のものにつく場合は文脈で判断する
3位 係助詞「なむ」
例:物のあはれも知らずなりゆくなむ、あさましき=物事の情趣もわからなくなっていくのは、あきれ果てるほど嘆かわしいことである
- 文末の活用語が連体形になっている
- 結びが省略されている場合もあるので注意!「本活用+なむ」=係助詞「なむ」、「補助活用連用形+なむ」=完了「な」+推量「む」となる。「連用形補助活用の後には助動詞が接続する」というルールを覚えておこう!
例:形容詞ク活用連用形本活用 高くなむ。→係助詞「なむ」の後に「あらむ」が省略されている
形容詞ク活用連用形補助活用 高かりなむ。→完了「な」+推量「む」
形容詞シク活用連用形本活用 うつくしくなむ。→係助詞「なむ」
形容詞シク活用連用形補助活用 うつくしかりなむ。→完了「な」+推量「む」
形容動詞ナリ活用連用形本活用 しずかなりなむ。
形容動詞ナリ活用連用形補助活用 しずかになむ。
形容動詞タリ活用連用形本活用 堂々たりなむ。
形容動詞タリ活用連用形補助活用 堂々となむ。
助動詞連用形本活用 ずなむ。→係助詞「なむ」の後に「あらむ」が省略されている
助動詞連用形補助活用 ざりなむ。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 ずなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 ざりなむ。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 べくなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 べかりなむ。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 まじくなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 まじかりなむ。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 まほしくなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 まほしかり。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 たくなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 たかりなむ。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 なりなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 になむ。→完了「な」+推量「む」
助動詞連用形本活用 たりなむ。→係助詞「なむ」
助動詞連用形補助活用 となむ。→完了「な」+推量「む」
4位ナ変動詞の未然形の一部+推量の助動詞無の終止形・連体形
例:早く去なむとて=早く去ろうと言って
- ナ行変格動詞「死ぬ」「往いぬ」の未然形に「む」がついている
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