2022/08/25
受験用の問題集や過去問を解いたときに間違えた問題は,
必ず解きなおしをしなければなりません。
今回は,問題の解き直しの仕方についてお話します。
1.問題を解く(1回目)
問題を解くときは,問題集やワークブックに直接答えを書き込むのはやめましょう。
理由はもちろん,解き直しのときに,自分の書き込みが目に入ってしまうからです。
問題は一度解いたら終わりではありません。
同じ問題を繰り返し解くことによって,解き方や知識が定着していきます。
問題と解くときは,必ずノートに答えを書くようにしてください。
2.答え合わせをする
問題を解いたら,すぐに答え合わせをしましょう。
後回しにしてはいけません。すぐに答え合わせをしてください。
3.間違えた問題に印をつける。
答え合わせのときには,間違えた問題に印をつけておいてください。
問題番号を〇で囲んだり,☆印をつけたり,レ印をつけたり・・・どんなものでもかまいません。
自分が間違えた問題はどれか?ということがわかるようにしておきましょう。
4.間違えた問題の解説を読む
間違えた問題は,解答の解説文を読んで解き方をしっかりと理解しましょう。
自力で理解できないときは,学校や塾,家庭教師の先生に教えてもらいましょう。
「なんとなくわかった」「大体わかった」では不十分です。
完璧に理解するように努めましょう。
5.補習をする。
間違えた問題を解くための知識を補うことを補習といいます。
問題の解説を読んでも解き方が理解できなかったり,
学習内容を忘れてしまっていた場合には,補習をして知識を固めておきましょう。
どんな教科のだんな問題を間違えたかによって補習の仕方は異なります。
下記を参考にしてください。
《国語》
漢字の書き取り・・・繰り返し書いて覚える。
漢字の読み・・・声に出しながら繰り返し書いて覚える。(読めない漢字は書くこともできないので。)
言葉の意味・・・辞書で調べて,音読する。
《英語》
単語・・・繰り返し書いて覚える。
熟語・・・繰り返し欠いて覚える。
文法・・・学校で使っている受験用問題集(『整理と研究』など)の文法解説のページを,理解できるまで音読する。
《数学》
公式・・・教科書や学校で使っている受験用問題集(『整理と研究』など)の該当する単元のページを,理解できるまで音読する。
《社会・理科》教科書や学校で使っている受験用問題集(『整理と研究』など)の該当する単元のページを,理解できるまで音読する。
6.問題を解く(2回目)
1回目の解きなおしはその日のうちに行います。
解説を読んだり,補習をしたりした直後に行ってください。
もちろん問題集やワークブックには書き込まず,ノートに解くようにして下さい。
この段階で間違えた問題は要注意!
答えを確認したにもかかわらず解けないということは,自分の苦手な問題ということです。
もう一度補習をして,必ず解けるようにしておきましょう。
7.問題を解く(3回目)
2回目の解きなおしは,問題を解いた翌日以降に行います。
この段階で間違えた場合には印をつけておき,解答を読み直してもう一度解いておきましょう。
テストの前には更にもう一度解いておくようにしてください。
しつこいようですが,苦手な問題はこれ暗いやらないと解けるようにはなりません。
だからこそ,夏休みに10時間くらいやらなければ,勉強時間が足りないはずなのです。
実りのある夏となるよう,がんばりましょう!