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古文攻略法 和歌に詠みこまれた自然の事物・風物は、演歌発想で解釈しよう

time 2019/11/27

古文攻略法 和歌に詠みこまれた自然の事物・風物は、演歌発想で解釈しよう

和歌のテーマは、8割が「恋愛」、残りは「人生どう生きるか」です。

文中に和歌が出てきた場合、出題者はまず間違いなく和歌の解釈をからめた問題をつくってくる。このとき、和歌を解釈するうえで絶対に忘れてはならない視点がある。それは、和歌に詠みこまれている自然の事物・風物は、それ自体がテーマではないということだ。つまり、ぼんとうに言いたいことを、自然の事物・風物を象徴的に使って表現しているのである。

例題  法政大学(経)
〔問〕「咲く花の」の歌によまれている心は、次のどれか。

〔歌〕 咲く花のしたにかくる、人を多みありしにまさる藤のかげかも

ア  藤原氏の栄華を讃えてょんだもの

イ 藤の花の美しさを賞でてよんだもの

ウ 藤原氏の栄華を批判したもの

まずまっさきに、イを落とせる。この歌は、じつは藤の花を藤原氏の栄華の象徴として引きあいに出した、藤原氏への “ゴマすりー の歌なのである。

では、あらすじがわからないときに、どんな解釈をすればいいか。ズバリ「演歌発想」で考えてほしい。入試に出題される和歌のうち、八割方が恋愛をテーマにしていて、残りは 「出世」や「出家」「ゴマすり」など、「人生いかに生きるか」というテーマだ。これは、まさに演歌で歌われるテーマでもある。しかも、恋愛がテーマなら、「ちょっと陰のある恋」「失恋」「片想い」「障害のある恋」といった内容が多く、これも「演歌発想」 に通じる。

たとえば、「荒波にもまれて進めない船」という内容の和歌があったら、これは、「荒波にもまれて進めない船のように、私たちの恋にも障害が多い」のような解釈をする発想を、ぜひ身につけてほしい。

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