定期テストが終わったある生徒にたずねました。
私「数学のテストは目標点に届きましたか?」
生徒「ハイ,80点は取れました。」
その生徒の目標は80点。
私は答案を見せてもらいました。
ところが,テストの点数は76点・・・。
「?」と思った私は,生徒にたずねました。
「目標は80点だったよね?76点じゃ,目標には届いていないんじゃない?」
「ケアレスミスで6点落としたので,それが取れていれば,80点です。」
「???!」
冗談みたいな話ですが,この生徒のように,ケアレスミスを甘く見ている生徒が非常に多いです。
彼らのロジックは次のとおり
普段なら解ける問題をたまたま間違えた
↓
これはケアレスミスだ!
↓
ケアレスミスは解き方がわからなかったわけではない!
↓
次に同じような問題が出たら間違えるはずがない
↓
次は正解できるから,今回のケアレスミスは必ずしも失点ではない
ケアレスミスは,間違いなくあなたの実力です。
ケアレスミスは,たまたま間違えたのではありません。
ケアレスミスは必然です。
あなたは次のテストでも,必ずケアレスミスをします。
つまり,今回の点数こそ,あなたの真の姿なのです。
ケアレスミスをなくすのはとても大変です。
解き方がわからない問題であれば,
解き方を覚えれば解くことができます。
しかし,ケアレスミスは,解き方がわかっているのに間違えたわけですから,
解き方を確認するだけでは,ケアレスミスをなくすことはできません。
ケアレスミスをなくすには,徹底的に反復練習をするしかありません。
テスト本番で間違えてしまうのがケアレスミスですから,
テスト本番で間違えない練習をしなければなりません。
言い換えれば,緊張感のあるテストの中でケアレスミスをしない練習をする必要があるのです。
受験本番まで,あと何回テストを受けることができるでしょうか?
「ケアレスミスだから大丈夫」なんて思っていては,いつまでたってもケアレスミスはなくなりません。
ケアレスミス対策の第一歩は,ケアレスミスの重さを自覚することから始まります。
1点が合否を分ける受験だからこそ,取れる点数を確実に取れるようにしていきましょう。
高校受験は一発勝負!
次はありませんので・・・。
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おすすめ教材
ここからは、中学生にお勧めの教材を紹介します。高校生にお勧めの教材は
こちらをご覧ください。
英語
キクタンは文字通り耳で覚える単語集(CD2枚収録)。教科書に出てくる単語だけでは不十分。定期テストは乗り切ることができても、実力テストでは教科書に出ていないものもバンバン出てきます。中学生必携の単語集です。
文法事項が詳しく説明されています。この参考書の良いところは動画で授業をしてくれるところ。英語嫌いの生徒でもすんなり頭に入るでしょう。
「ホントにわかる」シリーズよりも内容は易しめ。監修は山田暢彦先生。このテキストを使って
YouTubeでとってもわかりやすい授業を公開しています。
こちらのテキストは教科書準拠。丁寧な解説に教科書の内容に沿った問題で学習を進めることが可能です。付属のCDでリスニング対策もばっちり!
中学3年間の基礎がコンパクトにまとまっています。高校入試の準備として使うと効果的です。
数学
とても見やすく、動画付きで理解もしやすい教材。基礎から徹底的に学習するのにぴったりです。
数学と言えば数研出版。中学生用のシリーズもご多聞に漏れず秀逸です。数学が好きな生徒にはピッタリ。自学でもメキメキ実力アップ。
中学数学の総まとめ教材。カラーページが多く、数学嫌いの生徒や数学が苦手な生徒でも取り組みやすくなっています。
国語
現代文のカリスマ講師、出口汪による教材です。中学生向けに書かれていますので、わかりやすい表現になっています。文章の読み方、問題の解き方などを徹底的に解説。現代文が苦手な高校生にもおすすめです。
国語は一度得意科目にしてしまえば、勉強をしなくてもコンスタントに高得点がとれる教科です。理論編で問題の解き方を学んだあとは、こちらの問題集で力を定着させましょう。
理科
マイスタディガイドは手書き風イラストで分かりやすい参考書。理科の暗記学習はこれでばっちり!
付属のネット動画がとてもわかりやすく、まるで家庭教師の授業!基礎から標準レベルの力をつけるためには最適なテキストです。
タイトル通り、図や表がふんだんに盛り込まれたビジュアル参考書。勉強の仕方も説明されているので、テキスト通りに勉強を進めていけば、中学理科の各分野の理解が深まります。
基礎から標準レベルの知識を効率的に身に着けることができます。一人でも学習を進めやすく、編者のこだわりが随所に感じされます。
社会
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地理はやみくもに暗記してモス部に忘れてしまいます。地図と関連付けながら覚えていくのがポイントです。こちら教材の動画を見なが具体的なイメージを描いて勉強を進めていくことができます。
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こちらの問題集は受験生の50%以下の生徒しか解くことができなかった難しい問題を集めた問題集です。偏差値は相対評価なので、みんなが解けない問題を解くことができるようになれば偏差値60が突破できるようになってきます。こちらの問題集もすべての問題に正答率がついています。正答率30%以下の問題が解けるようなれば、実力は相当なものです。何度も何度も繰り返し解いて応用力を伸ばしましょう。