2022/08/25
高校受験の勉強法情報はここから!郡山家庭教師学院のブログ記事より,
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前回の記事でもお伝えしたように、
遅くとも10月までには
3年生の学習範囲を一通り終わらせてしまいましょう。
先取り学習で3年生の学習範囲を終わらせた後は
次のステップへと移っていきます
過去問研究(11月~12月)
過去問研究の目的は
「出題傾向を知ること」
「時間配分のトレーニングをすること」
の2点です。
この点の理解が不足していると
「ただ問題集を解いて、おしまい」
ということになってしまいます。
目的を明確に把握して過去問に向かうよう心がけてください。
過去問に取り組む再の注意点は次の3つです。
1.過去問は本番と同じ時間で解くこと!
過去問に取り組むときは必ず時間を計って実施し、
実施後はすみやかに採点しましょう。
解答用紙をコピーして使用すると
本番さながらの緊張感を味わうことができますのでオススメです。
時間配分のトレーニングのためには、
本番と同じ時間で実施しなければ意味がありません。
時間をかければとくことができる問題であっても、
限られた時間の中で解かなければならないとなると、
問題の難易度が変わってきます。
入試本番で時間配分を間違えて
得点を落とすことが無いように、
必ず時間内で実施するようにしましょう
2.過去問は冬休み前までに終わらせる。
過去問の目的のひとつは出題傾向を知ることですが、
知るだけでは目的達成とはいえません。
過去問によく出題される単元が苦手分野があれば
その単元を鍛えていかなければなりません。
苦手分野の対策をしなければ、
傾向を知った意味はありません。
では苦手分野の対策はいつやるか?
冬休みしかありませんよね。
ですから冬休みまでに過去問研究を終え、
出題傾向と自分の苦手分野をつかんでおく必要があるのです。
ここまでくると、
残り時間は2か月程度しかありません。
しっかり計画を立てて、
確実に過去問を消化していくようにしましょう。
3.必ず反省をする&反省に時間をかけすぎない
過去問に取り組んだ後は、
出題傾向だけでなく「後回しにする問題」や「捨て問題」など
時間配分に関する反省をしておきましょう。
また、得点の一覧表を作っておくと
進路指導の相談をするときのよい資料となります。
当然ながら、間違えた問題は解きなおしをする必要がありますが、
入試問題には難易度の高い問題が含まれている場合もあります。
間違えた問題を解き直して完全理解しようとすると、
とてつもない労力と時間が必要になります。
過去問の目的は、
出題傾向を知り勉強に生かすことにあるわけですから、
過去問に載っている問題すべてができるようになる必要はありません。
解き直しは合格点に届く程度までで十分です。
解き直しに時間をかけるのなら、
そのぶんの時間を自分自身の過去問対策にまわしましょう。
昨年、一昨年の問題は、
いくら解けるようになっても二度と出ないのですから。
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冬休みになると入試本番まで約2か月半です。
この段階で志望校の合格点に20~30点足りない程度であれば、
残り2か月半の弱点補強でで何とかなる可能性があります。
しかし、合格点に50~60点も足りない場合は、
志望校の変更を考えたほうがいいですね。
いずれにしても、過去問研究は
未習事項がなくなってからです行ってください。
未習事項があるのに、
早く取り組んでも得することはほとんどありません。
次回は冬休み~入試1週間前の間に取り組む
弱点補強の仕方についてお話します。