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【英文法156】関係詞1  関係代名詞 who\which/whom/whose

time 2024/05/26

【英文法156】関係詞1  関係代名詞 who\which/whom/whose

目次

関係詞の全体像

関係詞の視点は

  • 文中で何節をつくるのか?
  • 関係詞節中で後ろは完全か?不完全か?

というものです。全体の中で「何節をつくる?」という視点において、3つのグループに分けることができます。

純粋関係詞グループ :形容詞節をつくる

  • 関係代名詞】who/which / whom/that/whose
  • 関係副詞:when/where / why/how
  • 前置詞+関係代名詞in which / of whomなど(前置詞は何でもOK)

※ここにあるものすべてに「形容詞節をつくる」という共通点があります

whatグループ :名詞節をつくる

  • 関係代名詞what/関係形容詞what

※関係形容詞にはwhich もありますが、which はp.840で解説します

 

everグループ:形容詞節だけはつくらない(名詞節福峠司節をつくる)

  • 複合関係代名詞:whoever / whomever / whichever / whatever
  • 複合関係副詞whenever / wherever/however

※複合関係形容詞whateve「・ whicheve「は今はスルーしてOKです p.839で解説

 

関係代名詞の基本

関係代名詞は直前の名詞を修飾する働きがあります。分詞と同じ内容を関係代名詞で表現できます。関係代名詞に日本語訳は存在せず、あくまで前の名詞を修飾する“働きがあるだけです。名詞を後ろから修飾する形容詞の働きを意識してください。

関係代名詞の格変化

人:主格=who※thatは少ない

目的格= whom※よく省略される

所有格=whose

 

物:主格=whose※動物にはthatが普通

目的格=which※省略かthatが多い

所有格=which

 

関係代名詞の使い分け

昔から「who / whom / which は thatで代用できる」としか説明されませんが、現実には細かいことがいくつかあります。

  • thatを使うのは失礼になることがある
  • 動物にはthatを使うのが普通
  • which は冷たい感じ(アニメキャラ・ペットにはwho)

 

関係代名詞を使って、2つの文をつなげる手順

図2つの文をつなげる(主格の場合)

Tom has a smartphone.  + It has an excellent camera.

①探して、変える:同じものに下線、代名詞(It)→関係代名詞(which) に変換
Tom has a smartphone.  +  It has an excellent camera. ※ It=a smartphoneを
Itは主語なので主格の関係代名詞which を使う

②動かして、くっつける:which を文頭へ移動、先行詞(a smartphone)の直後へ。関係代名詞は文と文をくっつける接着剤なので、文をつなぐところに移動する必
があります(今回のように最初から先頭にあれば移動は不要)。
Tom has a smartphone. + which has an excellent camera.

Tom has a smartphone which has an excellent camera.
トムは高性能カメラ搭載のスマホを持っている

 

2つの文をつなげる(目的格の場合)

The tea is from Sri Lanka.  + We drank it this morning.

①探して、変える:同じものに下線、代名詞(it)→関係代名詞(which) に変換
The tea is from Sri Lanka. We drank it this morning. ※the tea = it
itは目的語→目的格which

②動かして、くっつける・which を文頭へ移動、先行詞(The tea)の直後へ関係代名詞を文頭に移動する必要があります。主格と違って、この「移動のひと手間」が
必要。さらに、先行詞の直後に文が割り込む形です。itはwhich に変わったので、itを残してはいけません。
The tea is from Sri Lanka. + which we drank this morning.

The tea which we drank this morning is from Sri Lanka.
私たちが今朝飲んだ紅茶はスリラン力産のものです。

主格の後ろは「主語が欠ける」、目的格の後ろは「目的語が欠ける」感覚が後々大事になってきます。

 

 関係詞を含む文の構造把握

関係詞を含む文の構造把握

  1. 関係詞を見た瞬間、[ ]がスタート ※関係詞からカッコが始まる
  2. 2個目の動詞の直前で、[ ]を閉じる(2個目の動詞がなければピリオドまで)

The building [ which is being built across the street] is going to be a hospital.
[通りの向かいで建設中の]建物は、病院になる予定です

  • 関係詞が出てきたらカウントする(関係詞の前にある動詞はノーカウント)。
  • 動詞のカタマリ」は1つの動詞でカウントする。進行形・完了形・受動態・不定詞を伴う形(want to do)は1つの動詞扱い
  • 2個目の動詞が出てこなければ、最後にカッコを閉じる。

Harry wants some shirts [that don’t need to be ironed].
ハリーは[アイロンがけが必要ない]シャツを何枚か欲しがっている

 

whoの後ろにsvがくる形(主格の応用)

下の文の空欄にはwhoとwhomのどちらが入るでしょう?

The woman ( ) I thought was an American was in fact a Canadian.

「後ろに動詞があれば主格・後ろにsvがあれば目的格」と考えているとしたら、それは中学生用の応急処置としては有効ですが、この問題で「後ろにI thoughtがあるからwhomが入る」と考えるとミスになります。これは大学入試の超定番問題です。「主格の関係代名詞の後ろは主語が欠けている」「目的格の関係代名詞ろは目的語が欠けている」ということから考えると、この文の構造は下のようになります。

The woman [( ) I thought {that}☆ was an American ] was in fact a Canadian. ※☆の部分にSがない

元々は、I thought that the woman was an American.+The woman was in fact a Canadian. で、wasの主語が欠けているのです。よって、ここで必要なのは主格の関係代名詞whoなのです。意味は 「アメリ力人だと思ったその女性は、実際には力ナダ人だった」です。

この文の動詞のカウントは、「thought が 1個目、その直後wasが2個目」ではありません。元の文は、I thought that the woman was an American.なので、先行詞The womanとつながる動詞としてはwas (an American)が1個目です。

 

名詞+svは関係代名詞の省略

関係詞は「今から前の名詞を詳しく説明しますよ」いう目印ですが、それ自体が省略されることもあります。ただし、省略できるのは目的格の関係代名詞(whom
/ which / that)だけです。特にwhomは少し古い響きがあるため省略されるのが普通です。省略の見抜き方は簡単です。目的格の関係代名詞は省略可能というルールから、「名詞+sv」を見たら関係代名詞の省略だとわかります。

I’m going to ask the girl I met at the party to go out with me.
パーティーで知り合った女の子を誘うんだ。

この文は I met at the partyの目的語がありませんので、関係詞の省略ということがわかります。

 

所有格の関係詞

所有の関係代名詞whose は実は硬い表現で、日本の英語教育で強調されるほどよく使われるものではないのです。特に「先行詞が物」で使われることはほぼありません。昔の入試ではthe house whose roof is red「赤い屋根を持つ家」のような表現が出たのですが、withを使ってthe house with the red roof, thatを使ってthe house that has the red roofなどが普通です。

whose は元々所有格(myなど)なので、その直後には無冠詞名詞がきます。my nameでは、myの後にa / theがつかないnameがきますよね。入試でwhose と結びつく無冠詞名詞にはパターンがあるので、これを眺めておくだけでかなり解きやすくなります。whose の直後にくる名詞は、先行詞に所有されているわけですから、何かのー部を表す名詞がよく使われます。

whose と結びつきやすい名詞

  • 家族の「ー部」father / mother/pa rents / brother/sister / son/ daughter
  • 体の「一部」・eyes/hair/ears/nose/name

Tom is a boy whose eyes sparkle when he smiles.
トムショーンは、笑うと目がキラキラする男の子です。

I have a friend whose brother has his own YouTube channel. 
弟が自分のYouTubeチャンネルを持っている友人がいる。

 

前置詞+関係代名詞

「前置詞+関係代名詞」はワンセット

This is the house. と He lives in it.(it=the house)をくっつけるばあい、it=the houseということから、This is the house which he lives in.となります。前置詞が後ろに残っていますが、関係代名詞の後ろはinの後ろが欠けた不完全な状態になるので、このままでOKです。しかし、そもそもin itで1つのカタマリなので、切り離すのには抵抗があります。そこで、in whichに変わってカタマリごと移動することも可能なのです。

This is the house in which he lives.
これは、彼が住んでいる家です

which だけ前に出すのとin whichをセットで前に出すのでは、意味は同じですが、英文の構造は決定的に違ってきます。代名詞itがwhich に変わって前に出たわけですから、関係代名詞の後ろは不完全になります。本来副詞句だったin whichが前に出たところで、関係詞の後ろの文は完全な形のままです。

 

「前置詞+関係代名詞」の注意点

前置詞の後の代名詞は目的格になります。代名詞と同じで関代名詞も、前置詞の後は目的格(whom / which) がきます。

「前置詞+関係代名詞」では、関係代名詞の省略は不可です。This is the house in which he lives.という文で、関係詞を省略してThis is the house in he lives.とすると変な形になってしまいます。前置詞が後ろに残った場合は省略可能です。

 

関係代名詞thatについて

関係代名詞は、主格(who / which) と目的格(whom / which) のときはthatで代用可能です。つまりwhose 以外ならthatでもOKということです。また、特にthatが好まれる場合もあります。先行詞に以下の語句がつくときはthatを使うほうが普通と言えます。

関係代名詞thatが好まれる場合

  • 先行詞が「特定」を表す
    最上級/序数/best / the only / the same / the very(まさにその~)など
  • 先行詞が「全0「無」を表す
    all/every/any/no/その合成語(everything / anything)など
  • 先行詞が「人 and 物(動物)」

This is the same hotel that we stayed in when we came to London two years ago.
I ここは、私たちが2年前口ンドンに来たときに泊まったのと同じホテルだ。

This is all the money that I have.
これが私の所持金すべてです。

 

関係代名詞thatが使えない場合

関係代名詞thatにもちょっとした制限があり、thatを使えないケースがあります。

前置詞+thatはダメ
in whichなどの形では、which を thatで代用することはできません。ちなみに「接続詞のthat」の前にも前置詞は置けません。

非制限用法(thatの直前にコンマを置く用法)はダメ
“SV, which ~’’という非制限用法では、which を thatで代用することはできません。

細かいように思えますが、要は、関係代名詞thatの前には前置詞もコンマもこないと整理すればOKです。

 


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