福島県立高校入試まで11日。今回は「入試のボーダー得点」を予想してみます^^
昨日も受験生から「○○高校は何点取れば大丈夫ですか?」と質問がきました。そりゃ気になって仕方ないですよね。でもこの質問にスパッと答えることは出来ません。
それは「学力検査」の結果だけで合否が決まらないからです。もちろん受験生は知っているでしょうが、知らないという方のため「福島県の合否判定方法」にも触れますので把握して下さい。特に中学1・2生&保護者は必見です。
「学力検査」だけが判定材料ではないとはいっても、ズバリ、合格ラインというのはあります。今回は私なりに合格ラインを予想してみました。
過去問に取り組んだ生徒は、自己採点した得点が受験高校のボーダーに入っているのか確認してみましょう!5年間の過去問結果全てがラインに入っていたら合格間違いないと自信を深めてください^^
【令和2年】福島県立高校の合格ボーダー得点予想!
福島県の入試合否判定の仕方
一般受験の場合「学力検査」と「調査書」が合否を決める材料になります。学力検査は5教科の入試のことで250点満点。調査書は9教科の評定で算出。高校により満点は異なりますがだいたい195点or250点満点です。
この2つの材料で合否を決めるのですが、福島県高校入試の場合、「学力検査」と「調査書」を別々に順位を出すんですね。そしてどちらも定員に入っていたら合格。どちらも定員外だったら不合格。どちらかだけが定員内の時は判定会議で合否が決まるという感じなんです。だから「何点で合格ですか?」と聞かれると困ってしまいます^^;
ただ合格者の入試得点を聞くと合格者の得点分布が把握でき合格ラインが見えてきます。不合格した生徒は入試で失敗した生徒がほとんどです。そんなことから「学力検査」の結果が合否に大きく影響していると断言して良いでしょう。
ちなみに宮城県などは「調査書の得点」と「学力検査の得点」の合計点で合否を決めます。分かりやすいのですが、調査書で態勢が決まってしまうため学力検査で大逆転が起こりにくい入試になります。
今年の県立高校入試合格予想ライン!
一昨日から令和2年用「福島県立入試合格ボーダー得点表」を作成していたのですが、正直今年は掴みきれません。それは
●特色選抜の合否動向
●定員割れの合格基準
で考えてしまうからです。
あまり考えても切りがないのでそこは割り切って
●一般選抜の推定倍率(駿英算出)
●新教研作成の偏差値ランク表
●福島県入試の合格得点
を元に「県立入試合格予想ライン」を作成しました。
注意点があります。それは定員割れ(倍率1倍未満)の学科です。今まで定員割れは校外の高校と大方決まっていました。そのような高校は1教科0点でも取らない限りほぼ合格させていました。
しかし今回は、「進学校」や「通常は人気の実業系高校」も定員割れしているんです。そのような高校が誰でも合格させるわけはありません。とは言ってもボーダーは下がります。
次のように補正してみて下さい。
【定員割れの学校の補正方法】
●進学校⇒表の得点を10点ほど下げる
●実業系学科⇒表の得点を10~15点ほど下げる
●いつも定員割れの校外校⇒15~20点ほど下げる
では
【令和2年用】福島県立入試合格ボーダー得点表をご覧下さい。
※赤字は倍率1倍未満の学科になります。必ず上記の補正方法を参考に調整しましょう!