2022/08/25
緊張して、テストで思うような結果を残ることができない子には、
「落ち着け」と声をかけるのではなく、「息を吐いてみろ」といってあげましょう。
息を吐くだけで、自律神経はコントロールできます。
腹式呼吸は、息を吐くだけでリラックスをすることができます。
大したことではありません。
「緊張したら、息を吐きなさい。」たったこれだけで大丈夫。
腹式呼吸で、おなかを引っ込めながら息を吐いてもらいます。
さらに息を吐くときに、細く長く吐くと効果的。
ストローを咥えて息を吐くイメージで行うといいでしょう。
これを3回ぐらい繰り返すこと。
緊張したときにリラックスする方法を知っている、ということが安心感と大きな自信につながり、ミスも減っていきます。
呼吸と自律神経には密接な関係があります。
人間は息を吸うと、自律神経のうちの交感神経が活性化する性質があります。
この交感神経が活性化すると、緊張が高まってしまいます。
一方息を吐いた場合は、自律神経のうちの副交感神経が活性化されます。
この副交感神経が活性化すると、人間はリラックスすることができるようになるのです。
したがって、緊張感が高まった場合は、息を吐くことで副交感神経を優位にするようにすればよいのです。
緊張しているときに「落ち着け」と言われても、落ち着けることができるどころか、余計に緊張してしまうのが普通です。
息を吐くと、副交感神経が活性化されて、リラックスできる、という人間の性質をうまく利用しましょう。