福島県郡山市のオンライン家庭教師

福島県専門の高校受験・大学受験オンライン家庭教師です。完全1対1個別指導のプロ講師が学力アップ&志望校合格を徹底的にサポートをいたします。分かりやすい授業と徹底した問題演習で志望校合格を目指しましょう!

【英文法148】受動態2 受動態が使われる理由

time 2024/05/06

【英文法148】受動態2 受動態が使われる理由

目次

受動態を使う大きな2つの理由

受動態を使う理由は、大きく分けて「主語を言いたくない」と「主語と目的語の位置を入れ替えたい」です。

  • Sを言いたくない! ※by~を使わない
  •  S←→Oの位置を変えたい! ※by~を使う

英語では(命令文を除いて)主語から文を始めますが、ときには「主語を言いたくない・言いづらい」場面もあるわけです。かといって勝手に主語を省略することはできないので、そんなときに受動態の登場です。受動態にして、by~を省略すれば、主語を隠すことが可能となります。

 

主語を言いたくない場面① 主語が明らかor不明

主語をあえて言う必要がないので受動態にする例は、I was born in Kumamoto.「私は熊本生まれだ」です。この表現は受動態です。bornはbear「産む」 の過去分詞形(bear- bore- born)です。もしby my motherをつけると「私の母によって」が強調されて、不自然な文になります。

また、He was killed in the war「彼は戦争で亡くなりました」も、「敵軍に殺されたのは明らか」とも言えますし、「敵軍の誰かまでは不明」とも言えるので、主語の
明示するのを避けるために受動態が使われるのです。

 

受動態はbyを伴わないほうが多い

主語を言いたくないから受動態を使うのですから、実際は「受動態ではby~’が省略される」ほうが圧倒的に多いです。Made in Japan「日本製」(This was made in Japan)でもby~が省略されています。

 

主語を言いたくない場面② 主語を隠して責任逃れ

I think that~を使うと「私の考え」だとハッキリして、その発言に責任が生じることもあります。しかし受動態のIt is thought that~ を使えばIが隠れ、「(私だけの意見ではなく)世間一般で考えられていることですよ」といったニュアンスが出て、いわば「責任逃れ」ができるのです。

 A mistake was made.
ミスが1っありました。※ミスした人が隠れて、丁寧・柔らかい印象

 

「おばけ屋敷」が「ホーンテッドマンション」になる理由団

be haunted「おばけが出る」という熟語がありますが、 hauntは「よく行く」が基本で、She hounts the cafe.で「彼女はそのカフェによく行く」となります。主語を「おばけ」にしたGhosts haunts the mansion.「おばけがその屋敷によく出る」となりますが、主語(Ghosts) を口にしたくないという心理働き、The mansion is hauntedとまります。ちなみにhaunted mansionは分の詞形容詞的用法です。

 

受動態は無理に「~される」と訳す必要はない

受動態を使う理由は「主語を言いたくない」などであって、これさえわかっていれば必ずしも「される」と訳す義務はありません。Is your smartphone fully charged?
「君のスマホはフルに充電されてる? 」のように利害を表すのであれば、「される」はぴったりですが、「される」と訳して自然ならそのまま、不自然なら能動に置き換えた解釈すればOKです。スイッチすればいいだけです(以下の2つの例で、訳し方で迷うことはないはずです〕。

 

主語と目的語の位置を変えたいときに使う受動態

情報は後ろにくるものほど引き立ちます。Tom broke the window.「トムが窓を割った」であれば、the windowに重点が置かれます。この文はWhat did Tom break?
「トムは何を壊したの?」という質間への回答で使われたりします。一方、受動態The window was broken by Jun.「窓を割ったのはジュンなんだ」では、by Junが引き立つわけです。これはWho broke the window?「窓を壊したのは誰?」に対する回答で使われます。主語の出し惜しみといってもよいでしょう。

This program is presented by Suzuki.
この番組の提供は、スズキ(企業名)です。※by~が後ろにきてスポンサー名を強調

Tempura was eaten by Mari.は「天ぷらはマリによって食べられた」は不自然ですよね。この英文の真意はby Mariの強調で、「マリが」を強調できます。I was born in Kumamoto.では「主語が明らかなのでby~は不要」でした。I was born in Kumamoto by my mother.では「by mother」が強調されてしまい、無意味な強調になってしまいます。強調したいのは「by mother」ではなく、「in Kumamoto」です。

 

主語と目的語の位置を変えたい場面② 目的語を前に出す 応用

主語の出し惜しみとは逆に、目的語を前に出したいときにも受動態が使われます。目的語を前に出す理由はいくつかありますが、以下の2つが大切です。

  • 前の文と「同じ主語で揃えたい」 ※文の流れが崎麗になる
  • 主語→目的語を「時系列」で示したい ※代表格は動詞follow

(a)前の文と「同じ主語で揃えたい」(英文の統一感が出る)

Tom worked really hard last year, so she was promoted to section chief.
トムは去年一生懸命働いたので、課長に昇進した。

(b)主語→目的語を「時系列」で示したい

問:次の英文では、食事とワイン、どっちが先ですか? ※できれば即答を

Wine followed the food.

follow 「追いかける」は、A follow Bで「AはBを追いかける」になります。Wine followed the food.は「ワインが後・食事が先」だとわかります。これでは、後になるもんが先に来ているので紛らわしいです。そこですっきりさせるために受動態で、主語と目的語を入れ替えればいいのです。

The food was followed by wine.
食事の後に、ワインが出てきた

be followed byを「追いかけられる」と訳すのではなく、単に左から右の矢印(→)だと考えれば簡単です。

この形は順位を表すのに便利で、入試の長文・英字新聞・ニュースでよく使われます。

Tom finished the 800 meter race in first place, followed by Mike and Jhon.
800メートル走はトムが1位でゴールし、マイクとジョンがそれに続いた。

 


正しい勉強法を知り、実践すれば成績アップは簡単です。

マンツーマンの個別指導で自己ベストを更新!

大切なお子様の学習指導はお任せください

  • 小中一貫校の中学校受験
  • 中学生の高校受験対策
  • 高校生の大学受験対策
  • 高校生の看護学校受験対策 など

経験豊富な講師がお子様の夢の実現をお手伝いいたします

※お問い合わせはこちらまで

 

 

TOPへもどる

 

 

Count per Day

  • 851904総閲覧数:
  • 23今日の閲覧数:
  • 183昨日の閲覧数:
  • 19今日の訪問者数:
  • 113昨日の訪問者数:
  • 2014年1月1日カウント開始日:

カテゴリー

アーカイブ

カテゴリー