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【英文法138】分詞構文2 分詞構文の慣用表現

time 2024/04/14

【英文法138】分詞構文2 分詞構文の慣用表現

目次

否定形・完了形

分詞構文の否定形

not -ingという形。notはingの前に置く。be動詞の場合、not beingになる。

Not knowing what to do, I telephoned Tom.
ニうしていいかわからなかったので、私はトムに電話した。

be詞の場合も同様で、not beingの形になることに注意してください。本来なら、be notですが、分詞構文(being) はもはや動詞ではないので、格下げされてnotが先行するわけです。

Not being over 120 centimeters tall, Tom could not go on many of the rides at the amusement park.
トムは身長が120センチを超えていないので、遊園地の乗り物の多くには乗ることができなかった

 

構文の完了形(having p.p.)

-ingという形ではいつのことかわからないため、分詞講文自体に時制はありません。分詞構文は主節と同じ時制と考えるわけです。もし主節よりも1つ前の時制を表すときは、単なるingではなく、having p.p.の形にします。

  • 時制が主節と「同じ」 → ingのまま
  • 主節より「1つ前」 → having pp

Having worked until 2 a.m. last night, he is taking the morning off.
昨夜は午前2時まで働いたので二彼は午前は休みにしている。

Having been completely redesigned, the smartphone looked very different from the old model.
 デザインが一新されていて、そのスマートフォンは旧モデルとはだいぶ見た目が違っていた。

 

厳密に守られないことも多々ある

時制のズレがあっても文脈から明らかにわかる場合は、普通の形(-ingやp.p.)で使われることもよくあります。ネイティブとしてもhaving p.p.の形が煩わしい
しょう。

not+完了形の形

notを直前に置いて、Not having p.p. の形で否定形になります(Having notという形もアリ)。never に関しては、 Never having p.p. / Having neverの両方とも普通にOKです。

Not having met the president before, she was nervous before presentation.
それまで社長に会ったことがなかったので、 彼女はプレゼン前に緊張していた。

 

意味上の主語

分詞構文の意味上の主語はそのまま残す(主格+ing)

分詞構文の主語は主節の主語と同じなら明示しないのですが、もし主節の主語と違ときは(主語を消すと意味不明になるので)そのまま主語を残します。動名詞の意味上の主語は「所有格・目的格」でしたが、分詞構文の意味上の主語は主格です。主語を残す分詞構文はかなり硬い表現です

昔通に「主語を残すだけ」のパターン

Because the rain began to fall, I entered the cafe.
The rain beginning to fall, I entered the cafe.
雨が降り始めたので、ハルトはその力フェに入った

being省略のパターン(名詞+p.p.)

After the car was washed, Tom went to the airport.
The car being washed, Tom went to the airport.
(beingは省略可能)
The car washed, Tom went to the airport.
車を洗って、トムは空港へ行った

There is構文のパターン

Thereを主語扱い して、”There being~’’の形にします。There beingではbeing が省略されません。There+名詞はあまりにも変だからです。

Because there was no objection, they ended the meeting early.
There being no objection, they ended the meeting early.
反対意見が出なかったので、彼らはミーティングを早めに終えた

 

「分詞構文の意味上の主語」をあえて置かない場合

分詞構文の意味上の主語が置かれないときもあります。このあたりは文法書でも明確な記述を避けていて、きちんとルール化するのは不可能です。「なんか、わかるっしょ」という分詞構文の性質が表れていると言えます。以下の頻出パターンを知っていると、かなり便利です。

慣用表現の場合

generally speaking「一般的に言うと」など決まり文句では、意味上の主語は省略されます。

 

文脈からわかる(誤解がない)場合・ー般の人が主語の場合

Having studied pastry making in Tokyo, Mari’s cupcakes were always delicious
東京でお菓子作りを学んだので、マリのカップケーキはいつもすごくおいしかった

 

「前の文の内容」が主語になる場合

分詞構文が後ろにある場合、主節の内容(または内容の一部)が意味上の主語になる場合もあります。あまり説明されませんが、入試やニュースで多用されます。

イコール系

  • SV, meaning… 「SVだ。そしてそれは…を意味する」
  • SV, showing[indicating]… 「SVだ。そしてそれはを…示す」

結果系

  • SV, Causing …「SVだ。そしてその結果…になる」
  • SV, leading to …「SVだ。そしてその結果…になる」
  • SV, resulting in …「SVだ。そしてその結果…になる」
  • SV, making O C 「SVだ。そしてその結果、OがCになる」
  • SV, casting doubt on… 「SVだ。そしてそれは…に疑問を投げかける」

Six freshmen joined our club, meaning that we now have over twenty members.
6人の新入生がウチのクラブ(部活)に入った。それはつまり、今では20人を超えるメンバーがいることになる。

meaning ~の意味上の主語は「前にある内容(7人が加入したこと)」

Because of the traffic jam, cars were only creeping forward at a snail’s pace, making Mari very irritable.
交通渋滞のせいで、車はひどく遅いペースでしか進めず、そのせいでメリーはとてもイライラした。

making の主語は、主節の主語(cars)ではありません。「車そのもの」に対してではなく、「車がスムーズに進まないこと」にイライラするのです。

 

分詞構文の慣用表現

判断・発言系

慣用表現はそれ自体が決まり文句になっているので、意味上の主語は不要です。

  • judging from [by] ~「~から判断すると」
  • taking ~ into consideration 「を考慮すると」
  • compared with[to]~「~と比べると」
  • looking on[over] ~ 「~を振り返って」
  • frankly speaking「率直に言えば」
  • generally speaking「一般的に言えば」
  • strictly speaking「厳密に言えば」
  • speaking of~・talking of~「~とえば」

 

置詞・接続詞の働きをする慣用表現

 もはや「前置詞」として使われるもの

辞書では「前置詞」扱いですが、本来はすべて分詞構文です。完全に前置詞化したduringも動詞dure「続く」のing形です。dureはendure 「耐える」、durable 「耐久性がある」に使われています。

  • according to~「~によれば」
  • during ~「~の間」
  • including ~「~を含めて」
  • concerning ~ 「に関して」
  • egarding ~ 「に関して」
  • owing to~ 「が原因で」
  • depending on~ 「 ~に応じて」

 

「接続詞」として使われるもの

  • supposing ~ 「もし~なら」
  • provided ~ 「もし~なら」
  • providing ~ 「もし~なら」

※原形suppose も同じ役割

 

「前置詞・接続詞」として使われるgiven

本来の形はgiven the fact that SV 「SVを考慮すると」「SVを仮定すると」ですが、given the fact that svから、the factやthatが省略されるます。

  • 接続詞:given {that} SV 「SVを考慮すると」「SVだと仮定すると」
  • 前置詞:given~「~を考慮すると」

 

文法的観点が必要な慣用表現

ほとんどの慣用表現は、意味上の主語無しで使われるのですが、意味上の主語がくっついたまま決まり文句となったものもあります。どれも主語が大事な意味を伝えるので、省略するには抵抗があったのかもしれません。

意味上の主語がくっついたもの

  • weather permitting「天気が良ければ」
  • {aII} other things being equal「ほかの条件が同じならば」
  • such[that] being the case「そういうわけで」

能動・受動の両方の形を持つもの

  • considering all things 「すべてを考慮すると」
  • all things considered「すべてを考慮すると」※ all thingsはeverything になることもある
  • having said that 「そうは言っても」
  • that said「そうは言っても」

 


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