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【英文法145】前置詞1 主要な前置詞

time 2024/04/29

目次

前置詞の文法的視点

前置詞+名詞には、修飾する働き(形容詞句・副詞句)があります。
I took the train for Shinjuku and got off at Ikebukuro

上の文の場合、for Shinjukuは名詞the trainを修飾(名詞を修飾するのは形容詞)、 at Ikebukuroは、動詞got offを修飾(動詞を修飾するのは 副詞)しています。

前置詞の「目的語」にくるもの

名詞節

  • whether節 (名詞節をつくるとき)※ that節は前置詞の目的語になれない(例外はin that~など p.138)
  • 疑問詞節・感嘆詞節 ※この場合、前置詞は省略可能 p.649
  • 関係代名詞what節

being の場合

慣用表現では動名詞being の省略がたまにある

不定詞の場合

前置詞の目的語にto不定詞は不可

from/till・until などの場合

起点のfromや継続のtill / until の後には名詞以外のもの(副詞や前置詞句)がくることがある。

例from abroad「海外から」(a broad は副詞)/ from behind the curtainカーテンの後ろから」/until recently「最近まで」

 

馴置詞の省略について

原則前置詞は省略不可ですが、特殊な状況では省略されることがあります。

 

形式のin特定語句way

in~way 「~の方法で」の形で、wayに特定語句(this / that/後ろにsvなど)がつくときにinを省略できる。

in this way「このように」→this way ※省略しなくてもOK

 

修飾語+時間表現 ※原則的に省略する

  • 特定語句:last/next / this/that  例:last night「昨夜」
  • 全部:every / each / any / all  例:every day「毎日」
  • 漠然:one / some  例one day「ある日」
  • 修飾語ナシでもその単語自体が特定の時間を表す 例:today / yesterday / tomorrow
  • 時間・距離のfor/手段など(文頭では省略不可)例:stay for three days → stay three days
  • 手段 例fly first class「ファーストクラスで飛行機に乗る」
  • 分詞構文との混同 例:spend 2 hours in -ing → spend 2 hours -ing
  • of/about + whatなどの形 疑問詞節・感嘆詞節の前にあるof / about (aboutと同じ意味のas toも)は省略されることが多い。例:I had no idea (of) what she wanted to do.「彼女が何をしたいのか見当もつかなかった」

 

at

基本イメージ

atは「一点」をピンポイントで表します。的の一点に注目すれば「止まったー点」で、at the station「駅という一点で」、at nine 「9時という一点で」という使い方です。次に、矢印の動きに注目すれば「めがける一点」になり、これはlook at~「~いう一点に目を向ける」です。

応用イメージ

割合の一点「~という一点で」

The president’s approval rating stood at 47 percent.
大統領の支持率は47%だった。 ※47%という「ー点」で立ち止まる

状態の一点「~の状態で」

Please make yourself at home.
どうぞおくつろぎください。

at homeで「くつろいだ状態で」→「くつろいで」となります。

 

対象の一点「~をめがけて」

atに動きが出て「一点をめがけて」というイメージ

The students  were all looking at their smartphones under their desks.
生徒たちは机の下でスマホを見ていたの。

 

感情の対象「~して」

be surprised at~は「at以下に意識が向いて、その結果驚かされた」→「~に驚く」です。atの力強くめがける感じから、強い感情表現によく使われます。be
isappointed at -「~に失望する」、be excited at -「~にワクワクする」など。

The batter got angry at the pitcher and ran at the pitcher with his bat.
そのバッターはピッチャーに怒って、バットを持ったままピッチャーに飛びかかった。

 

by

基本イメージ

byは「~によって」のインパクトが強すぎて、本来の姿が見失われていますが、近接「~の近くに」が本来の意味です。

Tom is standing by the vending machines
トムは自動販売機のそばに立っている。

stand byには「待機する・傍観する・味方する」という意味もあり、直訳「~のに立つ」から、「舞台の近くに立つ」→「待機する(スタンバイする)・傍観する」、「(精神的に)近くに立つ」→「味方する」となります。

 

応用イメージ

経由「~を通って」

「~の近くを通って」→「経由(~を通って)」の意味が生まれました。代表的なものはby way of~「~経由で」です(直訳「~という道を通って」)。ちなみにbyway of – = via~です。viaは本来「道」を表し、trivia 「トリビア・雑学」は「3つのが交差した場所で旅人が交換した情報」が語源です。

Santa comes in by the chimney.
サンタは煙突から入ってくる。

 

行為者「~によって」 ※受動態でよく使われるby

「~を通って(経由)」→「~という人を通って」となりました。

He has two children by his wife.
彼には妻との間に2人の子どもがいる。

 

手段「~によって」 ※byの後には抽象的な名詞がくる

―行為者(~によって)」→「手段(~によって)」となりました。by car「車(という手段)」などでおなじみです。注意点は、「手段のbyの後ろには抽象名詞がくる」ことです。by carの形になるのであって、by my carなら手段ではなく、近接「私の車のそばで」となってしまいます。 by carを使うときは、誰の車なのか、とか具体的な車種は念頭になく、「電車でもなく自転車でもなく車という手段で」ということを意図しています

We went there by bus.
私たちはバスでそこへ行った。

基準「~に従って」・単位「~単位で」・差「~の分だけ」

By my watch, it’s already nine o’clock.「私の時計ではもう 9時です」は、「経由(私の時計経由で)」と解釈でき、さらに「私の時計を基準にすると」にも発展しました。「基準」→「単位・差」と意味が広がりますが、どれも数字・数量表現と一緒によく使われます。

People doing part-time jobs usually get paid by the hour.
アルバイトをしている人は、たいてい時給制だ(時間単位で支払われる)。

Tom is older than his sister by two years.
トムは妹よりも2歳年上だ。 ※「差」のby

 

期限「~までには」

「結め切りのそば」→「~までには」という期限を表すようになりました。期限にどんなに近づいてもOKだけど過ぎちゃダメというイメージです。

Your application must be submitted by March 15
申込書は3月15日までに提出しなければならない。

「~まで」の区別

  • by「~までには」 ※「期限」のby
  • till/ until 「~までずっと」 ※「継続」

I’ll be there by five.
5時までにはそこに着きます ※beは「移動する」

I ‘ll be there till[until] five.
5時までずっとそこにいます ※beは「いる」

 

for

基本イメージ

forといえば「~のために」が最初に浮かんでしまいがちですが、本来の意味は「~に向かって」であり、「気持ちが~に向かって」→「~のために」と変化したわけ
です。

This is Flight 123 bound for Itami.
こちらは69便伊丹行きの飛行機です。bound for~が名詞flight 123を修飾

 

応用イメージ

目的「~を求めて」=→「~のために」

「気持ちが~に向かって」→「~を求めてーJのために」となりました。look for「を探す」は、「~を求めて(for)キョロキョロ見る(look)」ということです。

I’ll look for my workplace.
仕事先を探す。

 

理由「~を理由に」

「理由」のforは、Thank you for coming!「来てくれてありがとう!」でおなじみてthank you for~は本来「~を理由にあなたに感謝する」です。「~と交換に感謝する」→「~を理由に感謝する」と発展したと考えられます。

Thank you for waiting.
お待たせしました

 

範囲限定「~に限定すると」

for two months「 2カ月間」は、本当は「永遠に流れていく時の中で2カ月に限定すると」なのです。「間」と覚えたほうがラクに思えますが、「範囲限定」の意味は熟語を理解するときに役立ちます。

For my part. I’d prefer to have the meeting online.
私としては、オンラインミーティングのほうがありがたいです。

「~の間」の区別

  • while 接続詞(後ろにSV) 「一方で」という意味もある
  • during 前置詞(後ろに名詞) Whenと聞かれたときに使う
  • for前置詞(後ろに名詞) How long?と聞かれたときに使う

duringは継続と期間の一部のどちらにも使えます。during the meetingは「会議の間ずっと・会議の間のどこかで」の両方の意味で使えます。

from

基本イメージ

fromは「ある起点からスタートする」ーイメージです。「(出発点から)離れる」→「分離」→「頭の中で分離」→「区別」という全体像を意識してください。難しい熟語はほとんどが「分離」か「区別」で解決できます。

from A to B 「AからBまで」 を使った熟語として、go from bad to worse 「事態が悪化する」(直訳「bad(悪い)からworse (もっと悪い)へ向かう」)や、from A to Z「初めから終わりまで・全部」などがあります。

 

応用イメージ

原料「~を原料にして」

「原料」とは、ある物の出発点のことです。be made from+原料「~で作られている」という熟語については昔から以下のようにまとめられます。

  • be made from+原料 ※「原料」は外見上必ずしも元の物質がわからないもの
  • be made of+材料 ※「材料」は外見から元の物質がわかるもの

「様々な工程を経て原料がもはや目で見てわからない(分離した)状態」にfromのイメージがピッタリです。 ofは「微妙につながっている」イメージなので「元の物質がわかる」のです。

Bread is made from flour, yeast, and water.
パンは小麦粉、イースト菌(酵母菌)、水から作られる。

原因「~が原因で」

「現象の出発点」→「原因」となりました。

Many diseases result from poverty.
多くの病気が貧困から生じる。

 

分離「~することから分離して」=「~しない」

「出発点から離れる」→「分離」となりました。be absent from~「~を欠席している」、graduate from~ 「~を卒業する」などで使われています。

His poor vision kept him from becoming a pilot.
彼は視力が悪いせいで、パイロットになれなかった。

 

区別「~と区別して・異なって」

「頭の中で物事を分離できる」→「区別できる」ということから、fromには「区別」の意味も生まれました。be different from -/ differ from~「~と違う」という熟語で使われています。

He differs from his brother.
彼は兄さんとは異なる。

 

in

基本イメージ

inはひたすら「中」のイメージで考えてください。最後の「経過」だけ注意しましょう。

inは空間に包まれるイメージです。体全体がすっぽり包まれる場合(in a charcoal gray suit「チャコールのスーツを着て」)だけでなく、in a wig「カツラをつけて」など体の一部にも使えます。

One of the job candidates showed up to her interview in jeans.
その仕事の候補者の一人はジーンズで面接に現れた

The sun rises in the east and sets in the west
太陽は東から昇り、西に沈む。

日本語「東から西へ」につられて、 The sun rises from the east and sets the west.としがちですが、方角・方位にはinが使われます。英語では、方角を大きな空間と捉えます。

 

応用イメージ

形式「~という形で」

speak in English「英語で話す」は「英語という空間の中で・英語の範囲内で」→「英語で」ということで、そこから「~という形で」の意味が生まれました。

 

分野・範囲「~において」=→従事「~に携わって・~の専門で」

Australia is rich in natural resources, such as iron, coal, and lithium.
オーストラリアは鉄、石炭、リチウムなどの天然資源が(において)豊富である。

 

時の包囲「~に」→経過「~したら・~後」

in the morning「午前中に」は「morning の範囲内で」で問題ありませんが、「時間の包囲」→「経過(~したら・~後)」というイメージに注意してください。この意味だけは(空間ではなく)点を意識する必要があります。in an hourは「1時間後」です。

We will mail you the results of your blood test in a week.
血液検査の結果は、1週間後に郵便でお知らせします。

 

「~以内に」にはwithin

inの「包囲」のイメージにつられて「~以内」と考えないように注意しましょう。「以内(ならいつでも)」にはwithin を使います。within は「inの包囲のイメージが強調されたもの」と考えてもいいでしょう。within は「期限」の感じです。within an hour’言われて30分後になっても想定内ですが、in an hourと言われて30分後になったら「早!」という気持ちになります。

また、inとlateは「基準点」で使い分けます。

  • 現在が基準「今から~後」 → in~
  • 現在以外が基準 → ~later

 

 of

基本イメージ

ofは「所有(~の)」の意味が有名ですが、本来は「分離」で「分離→結合→所有」となりました。

of本来の「分離」の意味は熟語に残っています。熟語で「なんでofなの?」と思ったら、まずは「分離」から考えると解決することがよくあります。(be independent of~「~から自立している」や、be free of -「~がない」)

本来「分離」の意味を持つofが、中世にofと0ffに分かれます。ここからoffは「分離」の意味だけを持ち今に至ります。ー方、ofには「結合・所有」の意味も生まれたので、結局は「分離・結合・所有」の意味を持つことになるのです。

 

応用イメージ

結合→起源「~をもとにして」=→原因「~で」

「分離」と「所有」の中間にあるのが(2つめの核心である)「結合」です。この「結合」に含まれるのが「起源」と次の「材料」です。「本体と離れているようで微妙につながっている感じです。

「起源」は「中から外に出てくるようなイメージ」で、「~を起源にして・~を原因として」という意味になります。May I ask a favor of you?は「あなたの中から外にof you) 1つの親切(a favor)を出すことを要求しても(ask)いいですか(May I)「1つお願いがあるのですが」です。

It was launched from a distance of only about 100 m.
ほんの百mくらいの距離から発射されます。

 

結合→材料「~から作られた」

made of+材料「~から作られている」があります。「材料は目で見てわかるもの」という発想は、ofの「微妙につながっている」→「元の素材が感じ取れる」からです。

Tom’s sweater is made of wool.
トムのセーターはウール製だ

  • consist of -「~から作られている(構成されている)」
  • be composed of -「~から作られている(構成されている)」
  • be made up of -「~から作られている(構成されている)」
  • be comprised of – 「~から作られている(構成されている)」

 

所有・部分 A of B 「BのうちのA」

「所有」の意味になると、もはや本来の「分離」の意味とは真逆となります。A of Bで「Bが所有するA・Bの中のA」という意味です。

Of all the states in the US, Wisconsin is the one that produces the most dairy products.
数あるアメリカの州の中で、ウィスコーン州は最も多くの乳製品を生産しています。

 

関連「~について」

「頭の中で所有」→「~について(考える・言う)」という意味が生まれました。「考える・言う」系統の動詞・形容詞にofがついていたら、そのofは「~について」という意味になります(about に近い意味)。有名な例は、think of -「~について考える」、be afraid of -「 ~を怖がる」(直訳「~について恐れをなす」)、入試で重要な例としてはcomrnplain of -「~について不満を言う」があります。

He is always complaining of ill treatment.
彼はいつも待遇が悪いと不平を言っている。

 

性質「~の性質を持った」

「所有」→「抽象名詞の性質を所有」というイメージです。

  • of use (= useful) 「役に立つ」
  • of help (“he1pfu1) 「役に立つ」
  • of importance (= important) 「重要な」
  • of significance (= significant) 「重要な」
  • of value (=valuable) 「価値がある」
  • of interest (= interesting) 「興味深い」
  • of age (= old)「年をとっている」
  • of courage (= courageous) 「勇気がある」

 

of+抽象名詞=形容詞

形容詞の働き:補語になる/名詞を修飾する(a man of courage「勇気ある人」)

通常、修飾語句がつく:of great/of much/of little/of no+抽象名詞 )

例外:of+抽象名詞=副詞(of necessity「必要に迫られて」 )

 

格関係(主格・目的格) 「~が・~を」

「動詞の名詞形+of~」は格関係を表すことが多いです。

  • 主格のof:「~が」という意味 ※主語っぽく訳す
  • 目的格のof:「~を」という意味 ※目的語っぽく訳す

※つまりこの場合のofは「が・を」と訳すことが圧倒的に多く、これを「の」と訳すと不自然・硬い日本語になることが多いです。

The spectators at the side of the road eagerly awaited the approach of the ekiden runners.
道路脇で観ていた人たちは、駅伝選手たちが近づいてくるのを首を長くして待った。

 

格関係(同格)「~という」

「抽象名詞+of~ 」=「~という 抽象名詞 」という形があります。この用法で使われる抽象名詞にはfact「事実」、idea「考え」、notion / concept「概念」などがあります。この場合の抽象名詞は、先ほどの「動詞から派生した名詞」とは違って、動詞を元にしていません。見分け方は「~すること」という訳し方がハマれば動詞派生、そうでなければここにある抽象概念の名詞です。

It seems this country doesn’t really uphold the idea of freedom of speech.
この国に言論の自由ってものはないみたいだね。

 

on

基本イメージ

最初は必ず「上」と教わりますが、重力で「接触=上」という場合が多いだけで接触していれば上下左右どこであってもくっついているときにonなのです。

「くっつくon」の例として、the TV remote control on the table「テーブル上にあるテレビのリモコン」、the mirror on the wall「壁にかかっている鏡」、paintings on the ceiling of the Sistine Chapel「システィナ礼拝堂の天井画」などがあります。

Look at that gecko on the window.
窓に(張りついて)いるヤモリを見て

 

応用イメージ

進行中「~が進行中で」

「動作に接触」→「~している・~が進行中で」です。Now on sale!は「販売という動作に接触」→「販売中」ということです。

  • on a diet「ダイット中」
  • on leave「休暇中」
  • on sick leave「病欠中」
  • on maternity leave「産休中・育休中」
  • on paternity leave「育休中」
  • on childcare leave・on parental leave「育休中」
  • on paid leave「有休中」

 

意識の接触「~について」

「心・思考が接触している」→「何かについて(考えている)」となりました。

I am writing an article on the growth of the dietary supplement industry.
栄養補助食品業界の成長に関する記事を書いているところです。

about は本来「周りに」で、漠然とした内容を表します(まさに「アバウトな」感じ)。onは本来「接触」で、その内容に執着した感じや専門的に扱うニュアンスが出ます。

 

依存「~に頼って」

Aon Bは「AがBにおんぶに抱っこ状態」とみなすこともできます。ここから「依存(AがBに頼っている)」となりました。「心の接触」が度を増した、と考えてもOKです。onの「依存」を使った熟語は、on foot「自分の足を頼りにして」→「徒歩で」、on the internet 「インターネットを頼りにして」→「インターネットを使って」、depend on (be dependent on)~「~を頼りにする」などたくさんあります。

Success in this project depends on everyone’s effort.
このプロジェクトの成功は全員の努力に依存している。

 時間・日付に使う前置詞

  • 時刻:at eight 「8時に」 ※「ー点」のat
  • 曜日:on Saturday「土曜日に」
  • 日付:onJuly4 「7月4日に」 ※「日付」=「曜日」と考える
  • 週末:on[at] the weekend「週末に」
  • 月:in August「8月に」 ※r1カ月」は「幅・空間」のイメージ
  • 季節:in summer「夏に」
  • 年号:in 2022 「2022年に」
  • 世紀:in the 21st century 「21世紀に」

 

影響「~に影響を与えて」→集中「~に集中して」

A on Bで、Aが強いもの・重いものなら「Bにプレッシャー(影響)を与える」ようになります。直後の名詞に強い影響を与えるイメージです。

このonを使った有名な熟語がhave an influence [impact] on~「~に影響を与える」です。influence / impact「影響」は大変力強い意味で、on以下の語句にズシリと影響を与えます。「~に影響を与える」につられてtoを使ってしまうミスが多いのですが、toはパワーがない前置詞なのです。

He has had considerable influence on young artists in Switzerland and France.
スイスやフランスの若い芸術家に大きな影響を与えている。

 

to

基本イメージ

toは「→」 の方向に向かって行き着く」イメージで、さらに「対立」の意味にまで発展します。

It is ten to six now
今は6時10分前です。

上の文はで、to six「これから6時に向かって」という意味から「6時10分前(5時50分)」という意味になります。

 

応用イメージ

結果「~の結果・・・」

to one’s+感情名詞「(人が)~したことには」という表現で、to her surprise「彼女が驚いたことに」、to my regret「私が残念に思ったことだが」のようになります。
文頭(To one’s surprise, SV)で使われるのが普通ですが、元々は文末にあり、到詞句to one’s surpriseを文頭に出して使われました。「結果的に驚いたことなんだけど」という感じで、最初に感情を伝える表現です。

To her surprise they seemed to be returning from the ball,
びっくりしたことに、パレードは舞踏会から引き返してくるようでした

 

ー致「~にー致して」

この意味では「方向(矢印のイメージ)」はほぼなくなることに注意してください。有名な熟語ではbelong to -「~に属する・~のもの」があります。また、to one’s
-ing「人の好みに一致して」→「人の好み(通り)の」という表現もあります。

That’s not to my liking.
それは僕の好みではない。

 

対比「~と比べて・~よりも」→対立「~に対して」

toには「対比・対立」の意味もあります。「到達」した結果、その反動で「対立」してこの意味が生まれたと考えてみてください。「マンツーマン」という表現はman -to – manを元にしていることが参考になるでしょう。ただし、man-to-manよりone-on-oneが使われます。back to back「背中に対して背中」→「背中合わせに」、face to face「顔に対して顔」→「面と向かって」という熟語もあります。

The score is two to one with just one minute left to play.
プレー時間が残りたった1分の時点で、得点は2対1だ。

 

 with

基本イメージ

「一緒に」という意味はおなじみですね。ただし、withは本来「相手(~を相手に)」という、たとえるなら‘’vs.’’のような意味でした。はるか昔、A with Bはライバル関係(A vs. B)を示しましたが、「AとBがワンセット」で扱われるうちに、やがては「一緒に(付帯)」という意味が圧倒的に優勢になってしまったのかもしれません。「相手」の意味も重要ですが、現代英語一においてはやはり「付帯」の意味がメインです。

A with BではAがメインで、Bがオマケになります。tea with lemon「レモンティー」コメインはteaで、lemon はオマケです。さらに「付帯(~を持って)」の意味から、「道具(手に持ち、使って)」の意味が生まれました。with a penで「ペンを使って」となります。手に持つからには「具体的な名詞」なので、a penです。ちなみに同じ意味のin penは「形式のin」で、具体的なペンではなく抽象的な「ペン書き」となります。in a penだと「ペンの中に」となってしまいます。

The children wrote kanji in the air with their fingers.
子どもたちは、指で宙に漢字を書いた。

 

応用イメージ

様態「~を持って・~で」

「with+様子を表す抽象名詞」の形になることがあります。with difficulty「困難さを持って」→「苦労して」、with care「注意深さを持って」→「注意深く」などがあります。ちなみに、箱にHANDLE WITH CAREと書かれていれば「取扱注意・割れ物」のことです。このhandle は動詞「取り扱う」という意味です。

付帯状況

with OCの意味は「OがCのままで」となります。with「~と一緒に」→「~のまま」となります。たとえば「寝ぐせと一緒に学校に来る」→「寝ぐせのままで学校に来る」です。He came to school with a cowlick.

前置詞の後ろは名詞が1つだけというのが原則ですが、付帯状況のwithの場合、withの後ろに2つの要素がきます。また、with OCと表記するのには意味があり、OとCはsvもしくはイコールの関係を示唆します。

The boy was sleeping with his mouth open.
その少年は、口を開けたまま寝ていた。 

 付帯状況のwith OCでのCにくるもの
  • Cが形容詞 with one’s mouth full「ものを食べながら」 ※直訳「口をいっばいにしたまま」
  • Cが現在分詞 with one’s eyes shining「目を輝かせながら」 ※shine「輝く」(自動詞)
  • Cが過去分詞  OとCに受動関係がある with one’s eyes closed「目を閉じて」/ with one’s arms folded「腕を組んで」/ with one’s legs crossed「足を組んで」
  • Cが前置詞句 with tears in one’s eyes「目に涙を浮かべて」
  • Cが副詞 with one’s hat on「帽子をかぶったまま」

 

対立・相手「~に対して・~を相手に」/関連「~について」

A with Bはライバル関係(A vs. B)でした。withを使った熟語がもし「付帯」の意味で腑に落ちないときは「対立・相手のwith」で考えてみてください。たとえばdo away with~「~を廃止する」、part with~「~を手放す」は対立の意味が根底にあります。「一緒に」とは真逆です。

He was angry with everybody taller than him.
彼は 自分より背の高い奴みんなに怒りを持ってた

さらに、「対立」のwithがマイルドになった「関連(~について)」の意味もあります。pleased[satisfied/coutent] with -「~について満足している」、have
nothing to do with~「~と関係がない」、be through with~「~を終える」などの熟語で使われています

 

as節代用(接続詞asの色々な意味) 「~するにつれて・~だけれども」など

beforeのように前置詞と接続詞両方を持つ単語もありますが、前置詞と接続詞でペアになるものもありました。たとえばbyとby the time、 because ofとbecauseです。前置詞withの接続詞に相当するのがasです。接続詞asの「~するにつれて・~だから・~だけれども」などの意味はwithにもあるのです。考え方としては、まずはwithの核心「~を持って」から考えて、場合によっては、接続詞asの意味を流用すればOKです。

たとえば、with the approach of summerなら「夏が接近することを持って」→「夏が近づくにつれて」、with a few exceptions「いくつかの例外を持って」→「いく
例外があるので・例外はあるものの」など、文脈に沿って訳し分けます。適当に和訳するということではなく、接続詞asの意味から選択するわけです。

With the coming of summer, the days get longer and hot.
夏がくるにつれて、日はさらに長く、暑く

 


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