2022/08/25
未来の仮定法
未来の仮定法は、これからのことにへの妄想です。未来の仮定法は下のパターンのようにshouldやwere toを使って表現します。
If s should 動詞, S would 動詞/命令文/直説法.
もし～なら、・・・だろうに（・・・しなさい）
If were to 動詞, S would 動詞.
～なら、・・・だろうに
未来のことは、「ありえない」と思われても、100％ありえないとは言えないことが多いので、上の２つのパターンを使い分ける必要があります。
目次
shouldをつかう場合
「万が一あるかもしれないけれど、基本的にはあり得ない」と気に使うのがshouldのパターンです。
If節中にshouldを使う仮定法では、主節の助動詞の過去形がくるのが原則ですが、shouldのパターンには「万が一」というニュアンスが含まれるので、わずかながらでも可能性が残っているために、仮定法の目印である、助動詞の過去形が使われないことがあります。実際には命令文が使われることが多くなっています。
If it should be fine tomorrow, he would play tennis with me.
明日晴れれば、彼は私とテニスをするだろう。（晴れる可能性は低い）
If you should fail, don’t lose heart.
万一失敗しても、落胆するな。
一つ目の例文は主節にwouldがあるので、仮定法だということがわかりますが、二つ目の例文は主節が命令文になっているので、助動詞の過去形がありません
were toを使う場合
were toは実現の可能性に関係なく、あくまでも仮の話の場合に使います。完全な妄想なので、主節には助動詞の過去形がきます。そもそもwere toという形自体が不自然なのでwere toは現実離れした形＝現実と切り離した妄想を表すということになります。
were toは「絶対にあり得ないこと」に使うと学校では習うかもしれませんが、were toを使うの場合は、実現可能性は関係ありません。仮定の話をするをするときに使うのがwere toだと理解しておきましょう。
If the sun were to rise from the west, the world would end.
太陽が西から昇れば、世界は終わる。
If I were to get a job and live in Singapore, I would enjoy it.
もし仮に私がシンガポールで仕事を見つけて住んだとしたら、楽しむだろう。
上の例文は絶対にあり得ないことですが、下の例文はあり得ないこととは言い切れません。このようにwere toは実現可能性にかかわらず、仮定の話全般に使うことができます。
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