2022/08/25
読解・リスニング練習用の本文は「News in Levels」からの引用です
The text for reading and listening practice is taken from News in Levels
目次
高校受験用・中学レベル
※音読トレーニングの方法は記事後半で解説しています。
スクリプト
Australia bans Nazi symbols – level 1
Australia will make a new law. This law will stop people from showing or selling Nazi symbols.
This is because more far-right activities are happening in the country. Symbols like the swastika and the SS mark will be against the law to use on flags, bands, or clothes. Officials say that these symbols are bad. They should not be in Australia. The Nazi salute will not be in the law. Each state can make its own rules about that. People who break the law can be in prison for up to a year.
The law will not stop using the symbols for art, school, or religion. They are important in some religions.
和訳
オーストラリアがナチスのシンボルを禁止する – レベル1
オーストラリアは新しい法律を作る予定だ。この法律は、人々がナチスのシンボルを見せたり売ったりすることを禁止するものです。
これは、国内で極右的な活動が増えているためです。卍やSSマークのようなシンボルを旗やバンド、衣服に使用することは法律違反となる。公式には、これらのシンボルは悪いものだと言っています。彼らはオーストラリアにいるべきではない。ナチスの敬礼は法律で禁止されることになりました。各州はそれについて独自の規則を作ることができる。この法律を破った人は、1年以下の懲役になる可能性があります。
この法律は、芸術、学校、宗教のためにシンボルを使うことを止めることはありません。宗教によっては重要なものです。
native音声（出典元へのリンク）
大学受験用・高校レベル
スクリプト
Australia bans Nazi symbols – level 3
Australia plans to introduce legislation banning the public display and sale of Nazi symbols in response to the increasing presence of far-right activities in the country.
The proposed laws will outlaw the use of the swastika and the insignia of the SS as flags, armbands, or printed on clothing. The federal attorney-general emphasized the need to address the rise in people displaying these symbols, which are considered repugnant and have no place in Australia.
The ban doesn’t extend to the Nazi salute, as it will be left to state governments to enforce that restriction. Australia’s intelligence agency has warned of the growing organization and visibility of far-right groups. The proposed laws align with existing measures in various states and territories, and offenders face up to 12 months in prison. Exceptions will be made for artistic, academic, or religious use of swastikas due to their spiritual significance in certain religions.
和訳
オーストラリア、ナチスのシンボルを禁止 – レベル3
オーストラリアは、国内での極右活動の存在感が増していることを受け、ナチスのシンボルの公の場での展示や販売を禁止する法律の導入を計画しています。
提案された法律では、鉤十字と親衛隊の記章を旗や腕章として使用したり、衣服にプリントしたりすることが禁止される予定です。連邦検事総長は、嫌悪感を抱かせ、オーストラリアに居場所がないとされるこれらのシンボルを表示する人々の増加に対処する必要性を強調した。
この禁止令はナチスの敬礼には適用されず、その規制を実施するのは州政府に任される。オーストラリアの情報機関は、極右集団の組織化と可視化が進んでいると警告している。提案された法律は、各州や準州の既存の措置に沿ったもので、違反者は最高で12ヶ月の禁固刑に処されます。ただし、卍の芸術的、学術的、宗教的使用については、特定の宗教における精神的意義から例外とする。
native音声（出典元へのリンク）
単語・イディオム
legislation
名
立法行為、法律制定◆【略】leg. ; legis.
〔政府によって提案・制定された〕法律◆複数の法律もa legislationと表現する。◆【略】leg. ; legis.
レベル4、発音lèdʒisléiʃən、カナレジスレイション、分節leg・is・la・tion
ban
1他動
〔法律により～を〕禁じる、禁止する、できないようにする
《イ》〔人の〕接続［入室］を禁止する、～からのアクセスを禁止する◆サーバやチャット・ルームなどで権限者が特定の人［アドレスから］の今後の接続を禁じる
1名
〔法律による〕禁（止）令、禁制
〔教会からの〕破門、追放
〈古〉〔大衆からの〕非難、酷評
〈古〉〔人に対する〕呪い
2名
バン◆ルーマニアの貨幣単位。レオ(leu)の100分の1◆【複】bani
レベル4、発音bǽn、カナバヌ、バン、変化《動》bans ｜ banning ｜ banned
outlaw
名
無法者、お尋ね者、やくざ者
他動
〔～を〕追放する、不法とする、法的に禁止する、非合法化する、時効にする
・The use or threat of nuclear weapon in war should be outlawed. : 核兵器の使用や核兵器による威嚇は違法とされるべきだ。
レベル8、発音[US] áutlɔ̀ ｜ [UK] áutlɔ̀ː、カナ[US]アウトゥロ、[UK]アウトゥロー、変化《動》outlaws ｜ outlawing ｜ outlawed、分節out・law
swastika
名
《宗教》まんじ、卍◆インダス文明を起源とするもので、ヒンズー教や仏教では吉祥の印として用いられる。漢字の卍のようにかぎが左に折れる場合と、右に折れる場合の両方がある。
〔ナチスの〕かぎ十字章◆ナチ党の党旗で使われ、ナチスのシンボルとなったもの。
発音[US] swɑ́stikə ｜ [UK] swɔ́stikə、カナ[US]スワスティカ、[UK]スウォスティカ、変化《複》swastikas、分節swas・ti・ka
insignia
名
〔ある集団の一員であることを表す〕記章、バッジ
〔他と区別するための〕しるし、記号
発音insígniə、インスィグニア、分節in・sig・ni・a
federal
形
連邦制（国家）の［に関する］
〔連邦制国家の〕連邦［中央］政府の
〔組織などが〕連邦型の、連邦制に似た
《Federal》〈米〉〔南北戦争時の〕連邦主義［政府］支持の
〈米〉〔建築や家具などが〕連邦型の◆Federalとも表記。
名
連邦主義者◆【同】federalist
《Federal》〈米〉〔南北戦争時の〕連邦主義［政府］支持者◆【同】Federalist
〈米〉連邦捜査官◆【同】federal agent
〈米〉連邦型建築［家具］◆18世紀後半から19世紀前半の古典的なスタイル。◆Federalとも表記。
レベル5、発音fédərəl、フェダラル、分節fed・er・al
attorney
名
〈米〉法律家、弁護士◆【略】at. ; att. ; atty.
法定代理人◆法的手続きの代理人
レベル7、発音[US] ətə́ːrni ｜ [UK] ətə́ːni、アトーニィ、変化《複》attorneys、分節at・tor・ney
emphasize
他動
〔重要性などを〕強調する、力説する
〔物や特徴などを〕目立たせる、際立たせる
レベル4、発音émfəsàiz、エンファサイズ、変化《動》emphasizes ｜ emphasizing ｜ emphasized、分節em・pha・size
address
名
宛名、住所、所番地◆【略】add
《コ》〔電子メールの〕アドレス、宛先◆【同】e-mail address
《コ》〔記憶装置の〕番地、アドレス
《ゴルフ》アドレス、構え
呼びかけの言葉、呼称
〔正式な〕挨拶、演説
〔他の人に対する〕話し方、態度
〔物事の〕処理の手際良さ、優雅な扱い方
〔恋人に対する〕思いやり、求婚
他動
〔問題などに〕対処する、取り組む
〔自分の努力や注意を〕向ける、取り組ませる◆【用法】再帰代名詞を目的語に取る。
〔人を～と〕呼ぶ
〔人に〕話しかける、言葉をかける、呼びかける
〔～をじかに〕言う、申し入れる
〔～に対して〕演説をする
〔郵便物などを〕人にあてる
〔宛名を〕書く
《コ》〔データや記憶装置の〕アドレスを指定する
《ゴルフ》〔ボールに対して〕アドレスする
レベル2、発音ədrés ｜ ǽdres、アドゥレス、アドレス、変化《動》addresses ｜ addressing ｜ addressed、分節ad・dress
consider
他動
〔決定・選択などをする前に～を〕よく考える、考慮［熟慮・熟考・考察・検討］する
〔～と〕考える［見なす・認める］
〔精神的に動揺させないように・気分を害さないように人を〕思いやる
〈フォーマル〉〔人・物を〕注意深く見る
自動
〔決定・選択などをする前に〕よく考える、考慮［熟慮・熟考・考察・検討］する
レベル3、発音kənsídər、コンスィダ（ァ）、コンシダ（ァ）、変化《動》considers ｜ considering ｜ considered、分節con・sid・er
repugnant
形
〔行為・物事・臭いなどが〕とても不快な、忌まわしい
矛盾した、一致していない、一貫性に欠ける
発音ripʌ́gnənt、カナリパグナント、分節re・pug・nant
salute
他動・自動
挨拶する、敬礼する、会釈する、敬意を表する
名
敬礼、挨拶、会釈
礼砲、祝砲
レベル6、発音səlúːt、サルート、変化《動》salutes ｜ saluting ｜ saluted、分節sa・
enforce
他動
実行する、実施する、施行する、執行する、強化する
・When they start loosening up on enforcing the law, more people start speeding [breaking the speed limits]. : 取り締まりの手を緩めるとスピード違反が増える。
・We need to enforce the law. : 私たちは法律を実施する必要がある。
〔～を〕強制する、強要する、押し付ける
・It is impossible to enforce every rule in society. : 社会において全ての規則を強要するのは不可能です。
〔～を〕強く主張する
レベル7、発音[US] enfɔ́rs ｜ [UK] enfɔ́ːs、インフォース、エンフォース、変化《動》
restriction
名
制限を加えるもの、制約［制限］（条件［事項］）
制限［制約］（すること［されていること］）
《数学》制限
レベル5、発音ristríkʃən、リストリクション、変化《複》restrictions、分節re・stric・tion
align
他動
〔～を〕一直線［平行］にする［並べる］
〔部品などを〕調整する、調節する
〔大義や方針で～を〕同じ立場に置く、提携させる
自動
整列する、一直線になる、一列に並ぶ
〔部品などが〕調整されている
〔大義や方針で〕同じ立場で考える、提携する
レベル11、発音əláin、アライン、変化《動》aligns ｜ aligning ｜ aligned、分節a・lign
existing
形
現存する、現在の、既存の、生存する、存在する、従来の
〔法令などが〕現在適用されている、現行の
レベル4、発音igzístiŋ、エグジスティング、エグズィスティング、分節ex・ist・ing
offender
名
〔公法の〕違反者、犯則者
不快なもの
レベル6、発音əféndər、オフェンダ（ァ）、変化《複》offenders、分節of・fend・er
significance
名
重要性、意義、重大さ、深刻さ
〔～に暗示された・～に込められた〕意味
《統計》有意性
レベル5、発音signífikəns、スィグニフィカンス、シグニフィカンス、分節sig・nif・i・cance
音読のポイント
- 1日1回以上音読するようにしましょう。
- スラスラ読めるようになるまで音読しましょう。
- 英文の意味を頭の中で逐語訳しながら音読しましょう。
- 全ての単語の意味が分かるようになるまで音読しましょう
- 「2.~4.」を達成したら次の長文音読に取り掛かりましょう。
リスニングトレーニングの方法
1.聞き読み
「聞き読み」とは、英語の音声を聞きながら、スクリプトを黙読する練習です。この学習方法を実践すれば、英語を語順通りに読み下す習慣が身につきます。英文を日本語に訳しながら聞いているため、音声のスピードでは内容を理解できない場合に有効です。
音声を聴きながらスクリプトを読み、その意味を把握しましょう。「聞き読み」のポイントは、英語の語順に慣れることです。英語の音声にリードしてもらいながら英語を読んでいきましょう。
2.オーバーラッピング
「オーバーラッピング」とは、英語の音声を聞きながら、自分でスクリプトを音読することです。自分で発音してみることで、頭の中で想像している音と実際に耳で聞いた音の違いに気づくことができます。英語の音声についていけない場合は一文ずつ音声を再生し、一時停止して、英語の文章のリズムや音の強弱をよく聞いて、聞こえてくる音を真似して発音してみます。
3.シャドーイング
「シャドーイング」は、英語の音が流れるとそれを真似して発音し、できるだけ早く復唱するというものです。これは、前項の繰り返し（一文ずつ暗唱する）よりも、間髪入れずに聞き取り、話さなければならないので、より厳しいものとなっています。詰め込みすぎや繰り返しと同様、聞き慣れない音が多い方におすすめです。スクリプトを見ないで「シャドーイング」をするのが理想ですが、負担が大きいと感じたら、スクリプトを補助的に見ることもできます。最終的には、スクリプトを見なくても、その文章を真似して暗唱できるようになることを目標にしましょう。
「シャドーイング」のポイントは、抑揚、音の強弱をよく聞いて真似することです。そうすると、重要な単語が力強く、リズミカルに発音されていることが納得でき、聴いたときにその重要なポイントを聞き取ることができます。最初は時間が足りず、ついて行くのに精一杯かもしれませんが、同じパッセージを何度も辿って、正確に言えるようになるまで頑張ってください。
「シャドーイング」の仕上げの段階では、スマートフォンやテープレコーダーで録音するとよいでしょう。録音して客観的に聞くと、自分の発音とお手本となるネイティブスピーカーの発音の違いを明確に認識することができるようになります。面倒くさい、恥ずかしいと思うかもしれませんが、リスニングと同時にスピーキングも鍛えられるので一石二鳥です。
4.ディクテーション
「ディクテーション」とは、音声を聞いて、一つ一つの単語を正確に書き取る学習方法です。この方法は、ある音が聞き取れないが、なぜ聞き取れないのかがわからないという方におすすめです。
「ディクテーション」はリスニング力を高める方法の一つですが、リスニング力だけでなく、ライティング力を強化することもできます。単語は聞こえても、スペルがわからないところがあるかもしれません。正しいスペルをチェックして、文章力をアップさせましょう。
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