2022/08/25
正体不明にはaをつける
theは共通認識ができるときに使いますが、aは共通認識できないもの、たくさんある中の一つにはaを使います。theは定冠詞と呼ばれ、aは不定冠詞と呼ばれ、定まらない、不特定のものに使う冠詞です。aを使うと「複数の中の」という意味になり、aがついているだけで「ほかにも存在する」ニュアンスが伝わります。
theとaの判別
真実は一つであるということから「tell the truth」となります。一方、嘘はいろいろな嘘がありますので「tell a lie」となります。英語では、white lie(罪のない嘘)などの認識があり、様々な嘘があります。ちなみに間違いの場合は「その特定の間違った〇〇」ということになり、「the wrong+名詞」となります
関係代名詞などで修飾されると限定されるのでtheがよくつかわれます。これを拡大解釈して、修飾されると必ずtheが必要という誤解があります。その傾向は強いですが、後置修飾があっても1つに限定できない場合はaを使います。
The guy I’m dating wears glasses.
付き合っている人は眼鏡をかけている。(特定の男性を指す)
A guy I’m dating wears glasses.
付き合っている人が眼鏡をかけているんだ。(交際相手が他にもいる)
aのいろいろな意味
1.「ある一つ」(たくさんある中の1つ→ある〇〇)
In a sense, that’s a revolutionary concept.
ある意味、革命的なコンセプトだ。
2.「~につき」(1つずつを考えた結果→1つにつき)
The fitness gym is available 6 days a week.
そのフィットネスジムは週6日利用できる。
3.「ある程度の」(1つに思えるほどのかたまり)
Just a moment.
ちょっと待って
この場合は、厳密に1つである場合はありません。a fewという熟語も「少しのかたまり」として認識できるほどの「少し」という意味です。take a walk(散歩する)は、「ちょっとの距離」ひとかたまりと考えており、on a diet(ダイエット中)は「しばらくの間」をひとかたまりと考えています。開始から終章が意識されるまでの間を1つの作業(=1かたまり)という意識でaが使われていると考えることができます。
4.「同じ」(種類が1つ)
Birds of a feather flock together.
同じ種類の羽をもった鳥は一緒に集まる(類は友を呼ぶ)
aには「種類がひとつ」→「同じ種類」という意味もありますが、これは諺などに残されているだけです。
冠詞が使われない場合
以下のような場合は、本来にならば必要なのに冠詞が使われないことが多いです。
1.時間割に出てくるもの(学科、スポーツ、食事など)
mathmatics(数学)、basketball(バスケットボール)、lunch(昼食)
2.熟語表現(慣用的に監視が使われない形で定着したもの)
face to faceのように名詞が2回出てくる表現や対になる表現では、冠詞がない方がリズムが良いために省略されたと考えられています。
I came face to face with her on the battlefield recently.
私は最近、戦場で彼女と対面した。
3.補語に「身分・役職」
Mr. Suzuki is president of the company.
鈴木氏はその会社の社長です。
この場合は、その身分の状態が強調され形容詞的扱いをされています。
4.byが手段を表す場合
I traveled all over Japan by bicycle.
日本中を自転車で旅した。
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